
高知県四万十町にある道の駅は、高知らしく朝の「モーニングセット」が充実している。当然、トーストにゆで卵みたいな定番もあるが、今回はシイラバーガーのセットにした。シイラのことをハワイではマヒマヒと呼ぶ。油の乗った白身をステーキにして食べるのが一般的だが、四万十町では地元で上がるシイラを使ったフィッシュバーガーが売り物らしい。
バンズからはみ出る大ぶりのシイラフライは朝飯にはちょっと大きすぎるみたいだが、タルタルソースとの相性は抜群で、勢いをつけて完食した。
ただ、高知のモーニングのすごいところは全体のボリュームもあるが、コーヒー(他の飲み物もあり)を頼むと味噌汁とお茶とサラダがついてくる。名古屋の有名な喫茶店モーニングもなかなかのものだが、高知もそれに負けてはいない。ただ、喫茶店の場合、お茶は後出しなのだが。道の駅ではワンプレートで一気に出てきた。トレイの上に汁物三点というのは、これはなんともメガテンになる光景だった。
四万十町といえば山の奥にある街という勝手な思い込みがあったのだが、実は町は太平洋岸まで広がり漁港もあるのだそうで、確かにカツオの漁師町からも車で15分ほど。山の中でマヒマヒが名物でも不思議ではないのだな。