
最初にお断りするが、自分はけしてアサヒビールスーパードライの回し者ではない。ビールはどちらかというとプレモル好きだし、普段のみであれば一番搾りが好みだ。気張って飲む時はギネスの黒がよろしい。
だが、この泡が出るという新タイプの缶ビールはCMを以て気になっていた。人気商品らしく売り切れが続いていたが、最近ようやく近くのスーパーで買えるようになった。とりあえず中身は同じだろうと一缶だけ買ってきた。それを気温の上がった日のキャンプで飲もうと思ったのだ。この日は5月にしては珍しい30度を超える夏日で、ビールを飲むには絶好の日だと思った。

上面全部が蓋になっているので、プルトップを引くと、缶上面が完全に解放される。イメージとしてはツナ缶を開けるような感じだ。どうもビールの冷やし方が足りなかったのか、いきなり泡が爆発的に飛び出してきた。
おやおや勿体無いだろうと思ったが、量的にはそれほど減ってもおらず、泡だけが吹き上がった感じだろう。ひょっとすると、缶の蓋は一気にかパッと開けてしまうのが良いのかもしれない。

泡の吹き出しが治ってから徐に飲み始める。いつものスーパードライの味だった。中身ではなく缶の形状が変わっただけだから当たり前だろう。ただ、これまでも缶ビールを飲む時は、狭いプルトップの飲み口が嫌いで、ほぼ必ずコップに注いで飲んでいた。だから、缶上面が全解放されている新形態は好ましい。これであればコップいらずで飲めそうだ。
問題は泡の吹き出しだろう。これほど勢いよく出てくると、従来缶のように「おっと、危ない」と口をつけて飲むわけにもいかない。なんだか微妙に難しい飲み物だ。それでも、屋外で飲むにはよさそうだ。もう一本買ってこようと思っていたら、すでに売り切れていた。やれやれ。