
ここ数年、クリスマス前後は晴天が続いているような気がする。コロナでの外出制限など、面倒くさい年が終わり少し開放感が出てきたクリスマスだが、人通りが元に戻ったと言えるほどではなかった。それでもあちこちにモニュメント的な造形物ができていたから、気分は上がり気味ということだろう。
オリンピック前後の自粛を迫りながら、イベントを盛り上げる「狂気の時期」はどこかに行ったようだ。総理大臣がクビになる程だから、やはりあれは社会的に、政治的に異常事態だったのだろう。
クリスマスから年末にかけては、狂気から覚め静かな動きをしているように見える。
将来、歴史の教科書に2021年東京オリンピックがどのように記載されるのか、実に楽しみだが、優秀な為政者が国難を鎮めたと書かれることだけはないだろう。無知で無謀な国と都の暴走行政と書かれるような気がする。

その暴政の元の都庁の周りに行ってみた。休日であり人でも少ない。クリスマス期特有の盛り上がり感やイベント感もない。本当に静かな街だった。都庁の周りには高層ビルが立ち並び、週末でも賑やかな場所だったはずだが、イベントもほとんど行われていない。よく見れはビルの窓の中も暗い。休日出勤するジャパニーズビジネスマンは撲滅されたらしい。個人的には良いことだと思うが、昭和、平成といつでも活気あふれるビジネス街として栄えていたはずの新宿高層ビル群エリアが、令和になってついにギブアップした感じがする。




2021年「日本の混乱と狂気」と歴史にかかれるであろう一年が終わり、その元凶である東京の伏魔殿、都庁を見に行ったのは、ささやかながら歴史の証人になるつもりだった。
都庁の窓も真っ暗だったから、きっと休日出勤する人もいないのだろう。それはそれで平和の表れかもしれない。
民主主義国家で首長は選挙で選ばれる。馬鹿な首長が選ばれたのは、選んだ市民・人民が馬鹿なのだと言われてもしかたがない。馬鹿と言われる市民にならないよう、今年は精進しなければなあと、念頭のささやかな豊富であります。