街を歩く

焼きそばではない焼きスパを銀座のはずれで

2017年の記憶 #8 昔に撮ったiPhone写真から引っ張り出してきたあれこれ

銀座のはずれにある首都高速下の商店街?の端っこに当たる場所に、カウンターだけの小ぶりなスパゲッティの店がある。昼時は長い列ができるが、食べる客のスピードが速いこともあり、意外と待ち時間は短い。それでも、やはり昼のピークはずらして行ったほうが良いとは思う。世間的にはパスタと呼ばれる麺料理だが、その調理方法を見ていると明らかに焼きそばではないかと思ってしまう。カウンターから調理しているところが丸っと見えるからだ。茹で上げてある麺をガバッと大きなフライパンに放り込み、炒める、さらに炒める、ちょっと調味料が入り、また炒める。ソースと絡めてという感じではない。定番ナポリタンを頼めば、赤い焼きそばに見えてくる。

ナポリタンと並んで人気なのが、この見た目の黒い醤油味で、メニュー名は店名と同じだ。これは間違いなく箸を使って食べる食べ物だ。もぐもぐと噛みしめるべき麺料理で、腹を満たすために食べるという食事の原点を感じる。一見するとソース焼きそば風だが、これはスパゲッティ料理だ。食べている途中でナポリタンも食べたくなるが、2食を食べ切れるほどやわな麺料理ではない。剛直、という言葉が合うガツンな食べ物だ。目一杯腹を減らして、いや、もっともっと限界まで腹を減らして食べに行きたい。その時は2食食べられるかも。

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