数年前に撮った南池袋の公園の写真だ。確か南池袋にある飲食店を探しているときに、たまたま遭遇したというか、目の前に何やら広い空間が出現してびっくりした。地価も高い都心部でこんなひらけた空間があるとはと不思議に思った。商業施設とも思えないが、公園の端にはカフェというかテイクアウト店もあるようだった。

新宿御苑とか、神宮外苑とか、都心にもあれっというようなひらけた空間が存在するが、この南池袋の開放感には敵わないような気がする。随分前に行ったニューヨーク・セントラルパークは、上空から撮った写真を見ると高層ビルに切り取られた長方形の空間だということがはっきりわかるが、地面から見た景色というのは、この南池袋の光景と似ている。こういう開放空間を都心のあちこちに整備してもらえると嬉しいなあ、などと考えていたら札幌の大通公園や名古屋の久屋大通公園は、まさしくそんな感じだなと気がついた。やはり昔の人たちはなかなか偉かったのだなあ。