渋谷駅前の大きな看板は、その時その時の流行り物をよく表していると思う。写真の色がややおかしいのは、転換ソフトのせいなのだと思うが・・・。これは朝に撮った写真だ。JR渋谷駅はアニメかアイドル系の広告が多い。対象者の若者が渋谷に集まるという「短絡的」な発想だと思うが、確かに渋谷以外に若者が集まる街はどこにあると言われれば、「ない」のだ。原宿や吉祥寺もそこそこの街だが、なんといっても渋谷ハチ公前交差点は世界に誇る通行者数だから。

もうしばらくすると解体再建築が始まるらしい、東急東横店の看板。これは渋谷の街から帰る時に真正面に見える位置にある看板だから、お金持ちのブランドとかお金持ちの自治体や公共団体が使っている。後はネット系の勝ち組か。これを見て思い出したのだが、iPhoneの広告を携帯3社がそれぞれやっていることで、これはずいぶん面白いと思う。あれはAppleに携帯3社が分散して宣伝するように指示されていると思うのだ。ちなみに、世界市場でiPhone のシェアが異常に高いのは日本だけだそうだ。普通はお安いAndroidのシェアが高い。高級ブランド嗜好の日本人の特徴みたいなことらしい。
個人的には、高価格でも高機能ということで、iPhone iPad iMacの3連系使いだからあまり人のことは言えない。ただし昔はPC=Windows限定、アンドロイド使いだった。それがappleに転向したのは、某F社のスマホが出張中に崩壊して、携帯キャリアに修理依頼に行ったら、この機種故障多すぎなんですよと言われたせいだ。それでS社に変えたら、1ヶ月もしないうちに会社からandroidはセキュリティに難がありAppleに機種限定と言われ、そのままズルズルと・・・ということだ。スマホは道具と思っているので新機種が出たから変えたいとも思わない。今でも「8」で不自由は感じないが、そろそろアップル特有の電池の寿命がやってくるので、その時には面倒のない最新型にするつもりだ。ということで、この渋谷の大壁面広告は個人的には役に立った。つぎは「12」なのだねと。

渋谷に行ったのが3ヶ月ぶりくらいで、その前に渋谷に行った時はこの「お茶漬け海苔」の看板は見なかったような気がする。高層ビルと並べて見れば、なんだか明治と令和が同居しているような不思議な光景だ。誰かこの看板を見て、「そうだ、家のお茶漬け海苔の買い置きがなくなっていたな、帰りにコンビニで買って帰ろう」みたいな連想をしてくれるのだろうか。渋谷駅前の通行量が多いからといって、お茶漬け海苔の看板かあ・・・と、これも考え込んでしまった。

道玄坂の坂の上の方に、昔から使っている回転寿司があった。ずいぶん久しぶりになるななどと道玄坂を登っていったが、看板が見当たらない。新しくコンビニができているところまで坂道を登りきって、ようやくおかしいなと思った。ゆっくりと坂を降りサーチモードに入ったら、閉店の張り紙を発見した。たぶん、20年以上この店を使っていたと思う。いつでも満席の繁盛店だったから、やはりコロナの影響なのだろう。結局、道玄坂の下のほうにあるこれも老舗?の回転寿司屋に入った。ここもいつでも満席の店だったが、客席はまばら。せめて大量に食べて売り上げ貢献しようと思ったが、昔の半分くらい食べて自転で満腹になる。貢献できずにすまん、と思いつつ会計したら、なぜか従業員が外国人だった。この人たちはコロナでも国に帰らなかったのか。大変だなあ。

渋谷の駅前は色々と考えさせられることが多い。