食べ物レポート

千歳空港 飛び立つ前に

想像より小ぶりだったが、小腹に収めるには十部雨

前回の千歳空港では、年末の帰省時期に重なったこともあり、荷物を預けるまで1時間待ち、その後身体検査を抜けるのに30分並ばなければならなかったという悲惨な体験をしたので、今回は随分早めに空狐についた。ところが、荷物は6に並ばぬまま預けられてしまい、検査場も並んでいるのは十人程度。拍子抜けした。
そこで、ちょっと一休みしようかといつものニュー三幸に行ったのが、若鳥半身揚げを完食できるほど腹ペコではなかったので、ちょっと変則的にザンギを二個頼んでみた。ザンギをパーツ別に注文できる店は珍しい。今回はもも肉と手羽先にしてみた。
半身揚げとは違い肉には醤油ベースの下味がしっかりとついている。うまい。手羽先は肉が少ないのが残念だが、それなら何個か注文すれば良いだけのことだ。「指まで舐めちゃう美味しさ」というのはどこぞのフライドチキン屋のキャッチコピーだが、その言葉はこのザンギにこそあてはある。

グラスに泡がつかないのは、とても上手に洗浄されている証拠 ビール専門店でもなかなかできない技だ

もちろんザンギの相棒は北海道限定サッポロクラシックで決まりだ。このバクが100%ビールはエビスと飲み比べるとわかるが、エビスの濃厚さにたいしてすっきりとした香りとの飲み口が特徴だ。そして、夏の北海道は気温はさることながら、湿度が圧倒的に低いこともあり、このクラシックがうまく感じられる。
もちろん、飲食店の大半では冬でも室内気温は30度近くあるので(冬のおもてなしは暖かさだから)ビールがうまい。

この三日前は大雪で滑走路閉鎖になったらしい 冬の千歳便は朝にギャンブルだ

空港の外はマイナス気温なのだけれど、常夏気温のビアホール?でザンギで一杯やれば、寒さなど忘れてしまう。ほろ酔い加減で機内乗り込めば、あとは羽田まで寝ているだけ。冬のたびの締めくくりは、こんな自堕落な時間がよろしいかと思いますがね。

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予想外の上出来ラーメン

山岡家のラーメンは札幌で豚骨ラーメンの認識を一気にかえたゲームチェンジャーだったと思う。それまでは数件、伝説的な豚骨ラーメン屋はあったが、やはり札幌では豚骨スープの普及が遅れていた。
だから、ある年齢層では山岡家が熱狂的な支持絵を受けているので、山岡家に観光客は少ないと思っていた。が、それも場所によるらしい。狸小路やすすきのでは、外国人観光客、それお南方アジア系の姿が目立つ。最近はすっかり減ってが大陸系チャイニーズも多かった。
その山岡家のスピンアウトコンセプト、味噌ラーメンの山岡家はちょっと引いてみていたが、今回は意を決してチャレンジして見ることにした。

にんにたっぷり入れて食べたい至福の一杯

なんとも意外なことだが、とても美味い。札幌味噌ラーメンと名乗っているが、これは純蓮系統を一段進化させた感じがする。豚骨系味噌ラーメンはスープに負けないように味噌味を強くする必要がある。が、味噌が強すぎると味が味噌一色になると言う弱点がある。
九州でローカルラーメン店に入りそこで味噌ラー円を食べるといつも「あれ?」と言う感じになるのはこの味噌と豚骨のバランスが悪いせいだろう。
札幌の新興勢力では豚骨スープの濃厚磯ラーメンが主力になっているが、これは潤練から始まる味噌ラーメン世界の進化というものだ。そして、なんとチェーン店でありながら、その進化の先頭を走っている(ちょっと大袈裟か)のが味噌ラーメン山岡家だった。
お江戸にもこの味噌ラーメンコンセプト店を出店しないものだろうか。関東では田所商店系列の店が味噌押しで頑張っているが、苦戦している店も多いようで、これは豚骨味噌ラーメンというコンセプトがまだ広がっていないからなのだろう。

次回の札幌では、辛味噌に挑んでみよう。

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意外と美味かった

寒いせいだろう、ここしばらく外食すると必ずラーメンを食べている気がする。クリスマスラーメンのその後が気になって幸楽苑に行ってみたら、季節メニューは担々麺だったので。あまり期待せず頼んでみた。これが、予想外に旨い。
ただし、ラーメンとしての完成度が高いと言う意味ではない。いわゆる担々麺とはちょっと違う、なんちゃって系のラーメンなのだ。ただ、本格的な担々麺を志向したわけではないらしく、胡麻味噌ラーメンとはちょっと違うなんとも不思議なラーメンになっている。これを担々麺と言わずに胡麻〇〇ラーメンと言われると、実に素直に納得しそうだ。担々麺インスパイア系としては高いレベルにある。ただねえ、ルックスがねえ。
担々麺は四川料理の店に行っても、平面的な麺料理だ。盛り上がるトッピングを乗せると担々麺らしくなくなってしまう。だからと言って、こののっぺりとしてビジュアルはなあ、と思うってしまうのだ。やはり担々麺インスパイア系と割り切って、もっと盛り持ちに仕上げれば人気が出そうなんだけどなあ。
それでも、このラーメンはもう一度食べてみたいとも宇野で、ラーメンとしては案外優れものなのだよね。でも定番にはならないだろうな。残念。

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老舗のカレー屋@札幌で

久しぶりに食べて、昔の感動が蘇る という食べ物はそんなにあるわけないのだが   これはうまい

おそらくはるか昔、まだ学生だった頃からずっと続いている老舗カレー屋がある。カウンターだけの小ぶりな店だが、いつも行列ができている。最後に食べたのはいつだったか思い出せないくらいの昔だ。まだスープカレーなるものが存在すらしていなかった時代から、ここのカレーは行列ができていた。
その行列に並ぶのが嫌で、いつも横目で見ながら素通りしていたが、このままでは死ぬまで入ることがなくなりそうなので、何十年ぶりかでおそるおそる店に入ってみた。

うまいカレーだったが、食べ終わってからの感想を少し。まず、遠い昔の記憶しかないので比べようもないが、カレーの味はあまり変わっていないような気がする。カレーに妙に尖ったところがないので安心して何度も食べられる。最初はあまり感じないが、途中からじわっと辛味を感じ始める。個人的には、ココイチよりも好みだ。ただただ、うまいのだ。
そして、昔は全く気にしていなかったはずなのだが、飯の量が多い。注文した後に気がついたが、カウンターの背板に「標準の米の量は350g」と書いてある。要するに標準が大盛りなのだ。それを250gに減らして注文できるとも書いてある。早く言ってよーだった。
250gという量は、どんぶりなどで普通のコメの量だろう。ご飯茶碗で二杯分くらいに当たる。弁当に入っている米の量もだいたいこれぐらいだ。
つまり、昔は大盛りをバリバリと食べていて気にも止めていなかったが、この標準(大盛り)システムが、今ではちょっと困ったことになる。実際、目の前に出てきた米はたっぷりあるし、食べきれそうにない。小盛りにしておくべきだったと心底後悔した。
カツは揚げたての熱々で、油で火傷しそうなほどだ。衣はカリカリでルーによく合う。福神漬けとらっきょうはセルフで好きなだけ取る。確かに、これが自分の人生の中で「カレー屋の原型」として刻まれているカレーだ。なんだか、タイムマシーンに乗ったような気もする。

札幌駅前のオフィスビル地下にある小体な店だ。行列ができると言っても、せいぜ10分も並べばよいくらいなのだから、待ってでも食べる価値はあるのだ……………すっかり、それを忘れていた。
この日の日替わりカレーはなんと「胡麻ザンギ」だった。(胡麻ザンギは食べたことがないが、味の想像はできる)
カツカレーは好物だが、こちらも魅力的ではないかと、食べ終わった後に気がついた。実はカウンターで両隣の客が日替わりと言っていたのを聞きつけて気になり、食べ終わった後に店外で確認した。うーん、残念だ。なんだか負けた気がしてきた。
次回は、胡麻ザンギカレーを食べたいが、日替わりメニューだしなあ。

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道の駅で名物外し

芦別という町に両親が住んでいた。父方の実家だが、戦前には小作人も雇う農場主だったらしい。戦後、農地改革で没落?した農家で、先祖を遡ると富山からの移民だ。小作人の次男だか三男だかだったそうだ。伝統的な農家一族た。
母方は樺太からの引揚者で、夫は戦病死した母子家庭で、北海道に引き揚げ後は厳しい暮らしぶりだったようだ。当時の芦別は炭鉱景気にわく賑わいのある地方都市で人口は5万人近い。映画館が何軒もあり、飲み屋の数は北海道第二の都市旭川に次ぐ規模だったそうだ。戦後の外地(本州と四国九州を除く、日本の植民地で辺境部)からの引揚者の受け入れ地として、他の産炭地と同様に機能したようだ。
その町も今では過疎の波に襲われ、映画館もなくなり飲み屋もすっかり減ってしまったが、石狩平野から十勝平野へ抜ける幹線の途中にあり、道の駅はなかなか繁盛している。駐車場も広いので富良野に行く手前の休憩場所としては最適だ。
ちなみに富良野は外国人観光客も大量に押し寄せる観光地なのだが、駐車場が思っているより少ないので、混雑時はトイレに行くのもちょっとした難作業になる。富良野の手前であれこれ用事を済ませておくにこしたことはない。
自分はたまに実家の墓参りにいくので、それなりの頻度でこの街を訪れている。

さて、その炭鉱で栄えた町で、炭鉱夫(古い言い方だ、今で言う炭鉱構内作業員か)に人気のあったあんかけラーメン「ガタタン」が名物だ。道の駅のレストランでもガタタン関連メニューがたっぷりある。ただ、個人的にはどうにも苦手なメニューなので、客席のほぼ全員がガタタンを注文している横で、あえて味噌ラーメンを注文した。
ガタタンはあんかけなので、口内をやけどしやすい。それがトラウマになっている。決してまずいから嫌いというわけではない。ともかく、麺の上に乗っているあんかけが大量すぎて熱量もすごい。危険物だと思う。
その結果、今回食べることにした味噌ラーメンだが、うーん、なんだかこれは味噌ラーメンと別物に思えるほど、一般的な味噌ラーメンとは離れている。まずいとは思わないが、なんか違うなあと、微妙な違和感があるのは何故だろうか。平板すぎる見栄えのせいか。まあ、味噌ラーメンを名乗るラーメンには、この手の不思議な変化が起きているものは多い。全国各地で、「不思議味噌ラーメン」とはよくであう。店主が味噌味だといえば味噌ラーメンになる世界だ。それでも某ちゃんぽんチェーンの味噌ちゃんぽんを食べた時は、思わずふき出した。言ったが勝ちの典型だったからだ。

やはりご当地名物を素直に頼んでおいた方が良かったのかなあ、と反省した墓参りの途中の出来事であります。この店はセルフサービスの店なので、商品が出来上がると呼び出し番号とメニュー名で呼ばれる。つまり、他の客が注文したものが全部わかる。みんな、ガタタンだったのですよ。やはり数は正義なのかもしれない……………

食べ物レポート, 旅をする

居酒屋でサクッと

高知市にある葉牡丹は、晩飯を兼ねて一杯に飲みに行くには最適の居酒屋だと思う。高知名物と言えるかどうかはわからないが、ついふらふらと入りたくなる店だ。と思っていたら、某国営放送局のドキュメンタリー番組で高知市の路面電車が取り上げられ、そこに登場するおっちゃんが電車に乗ってこの店に入って行くシーンがあった。どうやら2階で同窓会をやっているらしい。なんだか、自分の親戚の家がテレビに出てきたような感覚がした。

この店のメニューは定番が串焼きと串揚げ、それに和洋中の料理が混載されている。オムライスと酢豚と鰹のタタキという呆れるコンビネーションの注文もできる。
日本酒を頼むと、銚子のクビに札がかかっている。ふだには注文した酒の銘柄が書かれているらしい。(しっかりと見たことはないので)
おそらく仕込みの時の準備なのだろうが、ちょっと珍しい。猪口とコップのどちらかを選ぶのだが、やはり一人飲みの時はコップ酒が似合う気がする。(ちなみにぬる燗を頼む時は猪口にしている)

まずはスタミナ豆腐を頼んでみた。これも久しぶりだ。暑い夏の間は注文するのを躊躇ってしまう。気温が下がってくると食べる気にもなる。(ちなみにこの日の高知市は気温29度で、秋の涼しさとは程遠い日だったが)
温かい豆腐の上にモツ煮込みがかかっている。見た目の割にあっさりとした味だ。一般的なモツ煮のようにコッテリとした濃い味ではない。なんだか良質のタンパク質をとれるヘルシー料理のような気がしてくる。まあ、見た目は茶色一色だからなんともなあ、という感じだが。

今回の初挑戦メニューは「にら豚」。読み方はニラトンだそうだ。ニラブタと言ったらポカンとされてしまった。ちなみに次の日に他の店で同じメニューを見かけて正しく発音、「にらとん」と注文できた。居酒屋でも学習効果は十分ある。人生、幾つになっても学びは必要だ。


このメニューは、高知特有のものらしい。他の地域で見たことがない。高知はニラの名産地だけに、そのせいなのかもしれない。ニラのおひたしに卵の黄身を乗せたニラ玉も高知発祥のメニューっぽい。ご当地の名物を食べるのも良いが、ご当地だけにある当たり前料理の方が居酒屋での楽しみかも。

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役所飯

ネギとゆで卵がかすかに見える程度で……………食べると旨いんだけどね

最近、役所飯を食べるのが習慣?になっている。お江戸であればあちこちにある区役所が狙い目だ。地元の市役所はいつの間にか食堂が閉鎖されていた。なんだかよくわからない理由で閉鎖してしまったのは前の市長で、あれこれ市民の不評を買うようなことばかりしていたから、前の選挙で交代になった。
個人的には市役所食堂はコスパが良くて、見晴らしもよい最上階にいあり、眼下には広い公園がある。食堂を閉鎖するくらいなら、せめてカフェにでもすればよかったのにと思っている。目先の経費削減より、市民に喜ばれる施設活用などという視点は持てないしちょうだったのだろうなあ。小学校の冷房設備設置をしぶり、なんと市民投票をやらされて、負けたくらいの見識のなさだった。


さて、最近は札幌市役所の地下食堂に頻繁に通っているのだが、あれこれ試した結果、いちばんのおすすめはカツカレーだと思う。ただ、ラーメンもコスパの観点から捨てがたい。一般的なラーメン店より4割ほどお安いのに、ほとんど味は変わらないハイレベルだ。
ただ、その市役所ラーメンにも課題はある。見た目「非重視」ということを指摘したい。今回は辛味噌ラーメンを注文したのだが、なんとも平坦で凹凸のかけらもない。おまけに一面が真っ赤?だから、見た目だけで随分と存している。いざ食べてみると、からさとスープの濃さが特徴の一風変わった特徴ありすぎるくらいのラーメンだった。
まあ、食べてしまえば見た目のことなど関係ないと思う人も多いのだろうが、それにしてもねえ。
もう少し立体的に盛り付けをすれば、コスパ感も変わると思うんですけど。役所飯、次回はそばにチャレンジしてみようかなと思っております。

街を歩く, 食べ物レポート

今年のラスト冷麺

9月になると冷やし中華や冷麺が終わってしまう。それがちょっと悲しいなと思う。気になって幸楽苑のサイトを調べてみたら、まだ0面販売中とわかり、のこのこと出かけてみた。
見た目はゴージャス感がある冷麺だ。最近の幸楽苑は基本に立ち返ることを徹底しているようで、見た目も含めた商品の完成度はなかなかのものだ。冷麺や冷やし中華はやはり立体化したものが食欲をそそる。良い仕上がりではないか。
しかし、食べてみると難点下記になることがある。一つ目は麺の質だ。モチッとした食感はあるが、これは中華そばの範疇ではないか。冷麺特有の米粉を使った歯切れの悪に粘り感は感じられない。二番目はスープで、多分味が薄いのだと思う。麺と絡めると味がわかりにくくなる。
どうやら幸楽苑の商品開発チームは、冷麺をラーメンの変形として考えている節がある。おそらくそこが違和感の原因、大元だろう。そもそも冷麺のルーツは大陸本土ではなく半島北部であり、温かいラーメンと冷麺では「味の思想」が根底から違うはずだ。日本蕎麦のかけともり程度の差程度と考えてはいけないと思うのだが。冷麺風の冷たいラーメンとでもいうべきものに仕上がっているのが残念だなあ。
冷やし中華をこちらに寄せていくと面白いものになるのかもしれないなあ、などど今年最後の冷麺を食しながら思っておりました。

食べ物レポート

カレーラーメン 定点観測幸楽苑

カレーラーメンとは、北海道とマコ宮室蘭のローカル名物だと思っていた。全国津々浦々で、日本蕎麦屋に行くとおいては置いてあるカレー南蛮とは違い、ラーメン屋でカレー味を見かけることはほぼ皆無だ。
そもそもラーメンスープは濃厚系が多いのでカレーとうまく調和しないということもあるよ思う。札幌ではローカル名物かしたスープカレーもその原型はラーメンスープをベースにカレー味に仕立てたものという花足を聞いた。発祥の地であるカレー屋で生まれたスープカレーがインスパイア系料理として広まる過程であれこれ進化していった過程で起きたことのようだ。
さえ、この後楽園のカレーラーメンだが、札幌のスープカレー的な「締めにはライス」を提案している。が、スープカレーとはだいぶ趣が違い粘度の高いスープだ。が、出汁があまり強くない。一番近い味はなんだろうと考えていたら、某カップ麺のカレー味に似ていることに気がついた。
どうやらこのラーメンのルーツは北海道のローカルテイストではなく、全国どこでも買える有名なカップ〇〇カレー味みたいなのだ。二口ほど食べて、それに気がつき納得してしまった。後楽園のテリトリーは東日本になるので関西系の味付けは評価されないらしい。であれば、青森の煮干しだしラーメンとか秋田の有名店(京都系インスパイア濃厚ラーメン)のコピー品でも出せば良いのになあ。などと思ってしまう。

カレーラーメンだけではちょっと見た目がアレなので、追加トッピングにネギとチャーシューを足してみたのだが。これはカレー味とあまり足しょうが良くなかった。まあ、失敗の経験から次の成功が生まれるのさ、と嘯きつつちょっとだけ後悔してしまった。来年出るだろう(多分)改良版カレーラーメンにきたいしておこう。