街を歩く

人気者らしい

8月にテレビ番組で取り上げられた直後、一気に売り切れていた「とうきびご飯の素」が、ようやく店頭に並んでいた。およそ1ヶ月間で品薄が解消されたようだ。ちなみに土産物店では類似品も販売していた。「とうきび」ではなく「とうもろこし」と書いてあったのがご愛嬌だ。
ちなみに、生のコーンを買ってきて、レンジアップしたものを粒々にバラして、ご飯に入れて炊き込みご飯にすると、似たようなものはできそうな気がする。
昔々実家暮らしをしていた頃、ご飯に豆やかぼちゃやさつまいもなどを混ぜ込んだ「まぜごはん」がよく食卓に上がっていて、実はこれが嫌いだった。
米は米だけで食いたいと思っていたのだが、戦前の米不足の時代に「増量剤」として野菜などをいれてよく食べていたそうで、昔懐かしさから母親が作っていた。

今では、そんなこともないだろうにと思ってはいるが、昨今の米不足を思えば「色々な野菜を入れたご飯」という文化が復活するのかもしれないなあ、などと不吉なことを思いついてしまった。まぜごはんはあくまでも美味しい料理として存在していて欲しい。

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高知の街角で

あちこちの街や観光地で、穴あき看板、顔出しパネルを見かける。その出来に思わずニンマリすることもあるし、なんだよこれーと呆れることもある。今まで見た中で一番秀逸だと思おうのがこちら。高知よさこいで踊る女性の姿だが、この動きのある写真自体が素晴らしい。そして、顔をはめて写真を撮ると随分とフォトジェニックな仕上がりになりそうだ。
あのお盆のクソ暑い時に実施するのでなければ、一度見てみたいと思っているのだが、8月の高知で炎天下の中、踊りを見ていられるか自信がない。10分で熱中症になる気がする。
でもなあ、高知の人たちは見るのではなく、踊るのたよなあ。すごい。

コロナの前のいっとき盛り上がっていた、高知県全体で「カツオ名人」を認定しようという運動がようやく再開したようで、高知市内のあちこちでマイスター上りを見かけるようになった。
カツオマイスターにはカツオを釣る人、カツオを捌く人、売る人、そして料理する人とカツオ業界の垂直統合された活動のようだ。カツオ好きの高知人ならではだと思うが、これを継続的に推進できるのか、個人的にはちょっと心配している。
よさこいのような集団群舞が得意な人たちなのだから、経済活動もチームワークでこなせるはずだが、どうも熱しやすく冷めやすい、飽きっぽいのも高知人の特性らしく……………

しかし、今回はカツオ食べ損ねたぞ、それが何より悔しい。

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スカイレストラン

何度か札幌市役所18階のレストランに行って、ずっと気になっていたほろ酔いセットをようやく頼んでみた。時間は昼のピークをずらしてみたが、どうもそんなことはあまり気にしなくて良いらしい。
客席を見渡すとあちこちでオヤジ・ジジイのカップル?がこのほろよいセットを注文している。どうやら昼のみの場所としては定着しているみたいだ。
窓際の席に行けば大通公園を見下ろす絶景が広がるのだが、たまたま窓際の席は空いていないのであっさりと妥協して、真ん中のテーブルを一人で占拠した。

この日の日替わりおつまみは鶏の唐揚げと麻婆豆腐。出てくる量がわからないので料理の追加注文もしてしまったが、それは不要だったようだ。大人二人で頼めば、この料理が4皿になる。つまみとしては十分以上のものだ。

個人的には、玉ねぎ増量して欲しいなあ だが、普通に美味しいご飯によく合う酢豚だった

追加で頼んだのは酢豚で、これも定番的なつくり方だったが、普通に美味い。筍の代わりにマンゴーが入っていたり、ピーマンの代わりにきゅうりが入っていたりはしない。ごくごくオーソドックスな酢豚だった。が、この時点でほぼ満腹になっていて、じんわりと後悔していたが、頑張って完食した。

役所飯は本当に面白いなあ。

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何年ぶりだろうかのラーメン店

高田馬場で軽く昼飯を食べようとして、何軒か挑戦したがどこも満員で流れ着いたのがラーメン屋だった。この店も行列ができる人気店なのだが、なぜかぽっかりと空き席ができていた。前回入ったのはコロナの頃だから、随分と間が空いている。
そもそもこの店のラーメンの味も覚えていないくらいだ。武蔵の屋号がついているのは西新宿にあるサンマ煮干しスープの店が本店で、そこからの流れのはずだが、最近ではサンマ煮干しスープなのかもわからない。本店はどうなっているのだろうか、などと思い出した。

さて、注文したのは普通のラーメンで、出てきたものは濃厚豚骨系スープらしい。多分魚介スープもアレンジしてあるみたいだ。麺は中ボト麺より少し太めの感じがする。太めんまは記憶にある通りと言いたいが、記憶が定かではない。チャーシューは現代ラーメンの定番、柔らかめで水分が多いもの。美味いラーメン屋の必要条件を過不足なく満たしている。だから、単純にして普通にうまい。接客も丁寧。ラーメンの提供時間も早い。人気店になるのも無理はない。このお江戸の人気ラーメン店のレベルの高さは、もおう少し全国のラーメン店店主に見習って欲しいものだ。
地方都市の人気店は全般的に、この総合的な居心地の良さという点で決定的に劣ると思うのだな。美味いラーメン……………だけでは長生きできないのだよね。

旅をする

当方の事情です

ご当地名物を紹介するテレビ番組、「秘密のケンミンショー」が大好物だ。この番組で紹介されたご当地メニューは随分と新商品開発のネタにさせてもらった。ありがたい長寿番組だ。
その番組の中でも紹介されたような記憶があるが、ユニークローカルフード「北海道の赤飯」だ。
まず写真でわかるように、赤飯に入っているのは小豆ではなく金時豆の『甘納豆』だ。当然、出来上がりの赤飯は甘い。それに紅生姜を乗せて、胡麻塩を振って食べる。甘さとしょっぱさが入り乱れる一品だ。
おまけに赤飯には食紅を入れてピンクに色付けする。こちらの赤飯は食紅控えめだが、たまに「ド・ピンク」の赤飯に出会うこともある。健康志向の強い方なら口にするのも躊躇うピンクさだったりする。

ただし、全国で一般的な小豆の「甘くない赤飯」も同様に販売されている。北海道は明治期にほぼ全国から移民・棄民されてきた人たちの集合体であり、食文化や言語がミックスされている。ベースは地理的に近い北東北、そして当時のメイン航路であった日本海沿岸地域の文化が多様に持ち込まれている。そのため、雑煮が味噌仕立て(西国)と醤油仕立て(東国風)が混在している。いわゆる北海道弁も、ベースは北東北の言葉で、それから派生した全国方言からできた人造語が混じる独特のものだ。
北海道全体の面積が広いこともあり(日本全体の約1/4)沿岸部と内陸部では語彙の違いがある。最近ではそれもミックスされてきて、どんどん東京弁に近づきつつあるが。(ちなみに〇〇弁というのは、いわゆるポリティカルコレクションの風潮により、放送禁止用語らしい。〇〇弁のどこに差別意識があるのか不思議だし、そもそも日本に標準語など存在しないではないか)

だからスーパーに行けば、いつでも赤飯は甘納豆と小豆のに2種類が並んでいる。不思議なことにいつもほぼ同数並んでいるが、日によって甘納豆の赤飯が残っていたり、小豆の赤飯が残っていたりする。面白い現象だ。
なので、北海道に行くと、いつでもお江戸で買える小豆の赤飯は買わない。甘納豆赤飯オンリーだ。北海道に旅をする機会があればお試しください。

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高知駅で

平日の午前中に列車の時間街をしていた。高知駅は高架型のブラットホームで、一回改札口からは建物で言えば3階部分にある。その中二回というか、2階の一部?にアンパンマンコーナーがあり、小さい子供を連れたファミリー客が写真を撮っている。なかなか和むスポットなのだ。遊戯施設もあり、幼稚園の子どもくらいには人気があるようだ。
ただ、ホームに上がる途中にあるため、たまに酔っ払いらしいおっちゃんがベンチで寝ていたりする。駅員のいる窓口からは死角になるので都合が良いのだろうが、お子様の教育上はいささか問題があるなあ。

アンパンマンに登場する悪役?バイキンマンは学習能力の低い(いつもやられる)、しかし目標達成に向けて熱意のある(諦めの悪い)キャラだが、基本的にはいじめっ子特性の持ち主でひどいやつだなあと思う。子供達に人気があるらしいのだが、その理由がよく理解できない。こんな大人がいたら、あっという間に全国指名手配級の極悪人にされるだろう。その隣にいる女悪役?も、なかなか複雑な性格で、セルフィッシュで独善的でありながら、ひたすら憧れのヒーローに恋する乙女チックなこともあり、たまには他の女性キャラにやたら優しくなったりもする。原作者の悪役に対する心象風景はどんなものだったのかなあ。

アンパンマンが大好きなまま大人になったファンの方々に、その辺りの解説をしてもらいたい物だ。

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高知の名物らしい

高知市の繁華街、帯屋町の路地にあるラーメン屋がずっと気になっていた。看板んを見る限りご当地ラーメンらしい。それでも牛もつという言葉が引っかかってしまい店に入るのを躊躇っていた。昼は行列ができていたりするのを見て、人気店なのだなあとは思っていたのだが。
ただ、そもそも高知県のご当地ラーメンとして、記憶にない。四国であればなんといっても有名なのは徳島ラーメンで、麺王国香川全体ではうどん屋が乱立している。愛媛はと言われると八幡浜ちゃんぽんだろうか。高知県となれば、やはり鍋焼きラーメンだろう……………

店内に入りメニューを見たら、やはりつけ麺推しの店らしい。ところが、お腹の調子を考えると麺をたらふく食べるつけ麺はちょっと辛い感じがする。ここは、いつものように定番んおラーメンを頼むことにしようと思って、普通のラーメンを注文したら、「中華そば」と言い換えられた。うーん、確かに中華そばと書いてあるなあ。この辺りが東西にある言語感覚の差異みたいな物だと思う。チャーハンと焼き飯、ラーメンと中華そば。この使い分けは名古屋と大阪の間のどこかにあるらしい。

細麺であっさり系スープ、チャーシューはちょっと固い昔風な作り、そえられた水菜が上品

あれこれ考えるうちに出てきた中華そばは、実に優しいスープだった。しかし、高知名物を食べに入ったつもりだが、注文したのは全く別物なので、やはりもう一回この店には来てみなければいけないなあ。

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サイボク エンタメ常識を超える

これは、まあ共闘範囲というかジョークの範疇だが
ウインナーソーセージのパック?に顔をだす勇気があるか?
これは限界を超えている?

見ていただくとわかるが、観光地でよく見かける穴あき看板だ。殿様や忍者やお姫様、たまには妖怪や怪物等の姿が定番だと思う。熱海に行けば金色夜叉の主人公気分も味わえる。そんな「劇団」っぽいものが主流だろう。
ところが、さいたまの誇るエンタメスポットでは、なんと食べ物に変化させられる。おまけに顔をだす穴の位置も、どうにも必然性が感じられない。「なるほど感」などかけらもない、突拍子もない場所に穴が空いている。
ぶたくんの鼻の穴程度であれば、なんとか許容範囲だと思う。おおまけに負けてソーセージの頭もなんとか我慢できる。しかし、カレーの箱の一角とか、コロッケの中心部となるとこれはシュールなアート?としか思えない。
サイボクとは、恐るべき現代アートの聖地なのかもしれない。

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もつ焼きやにて

もつ焼きには唐辛子ではなく、黄色い溶き芥子が良いのだ

池袋西口近くにあるもつ焼き屋は、なんとも不思議な形状で、奥の席にたどり着くには一旦店外に出て、店の隣にあるコインロッカーが並ぶ怪しい通路を通り、店の裏口から再度店内に入る。

その怪しい雰囲気とは裏腹に出てきたもつ焼きはボリュームたっぷりの肉肉しい逸品だった。焼き鳥ではなくもつ焼き屋なので、こういう代物になるのだろうか。

ただただ感心した。次回はソロ飲みでも行けそうだ。休日の午後、店内は満席だったが、確かに中年カップルのデート場所としてはよさげだった。池袋駅西口にはこういうディープな店が多いのだよね。そこに中国系の怪しい飲み屋が増殖しているので、まさにカオスな地域になっている。雰囲気的にはブレードランナーに出てくる怪しいアジア街的な……………

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サイボクに行ってきた

ぶごくごく個人的な意見だが、埼玉県が誇るべき文化施設はこのサイボクではないかと思う。自宅から車で20分ほどかかる。養豚と豚肉製品の生産を行っている。休日には大型駐車場が満車になるほどの盛況ぶりだ。

昔は製品の販売施設が工場に併設されているようなものだったが、年々規模が拡大して今ではレストラン、大型入浴施設、アウトドア施設などちょっとしたテーマパーク状態だ。
その施設の中央にあるフードコートというかファストフード施設で売っているのがホットドッグだ。コンビニで売られているいささか貧相なホットドッグとは異なり、ドーンと大型のフランクフルトソーセージが挟まれている。パンはフランスパン的な固い目の生地だ。
ホットドッグといえばマスタードとケチャップをたっぷりかけて……………と思うのだが、なぜかそれぞれが別売りと言われた。うーん、それはいただけない。某北欧大型家具店のようにトッピングとソースは盛り放題にしてもらえないものだろうか。とりあえず鉱物のケチャップは購入した。

ケチャップは二個にしておけばよかったなあと、後から悔やんだが仕方がない。このソーセージを楽しむためのホットドッグをゆっくりと時間をかけて楽しんだ。明らかにソーセージの質が違う。スーパーで売っているようなものとは、別格のうまさだ。これがおよそ500円。大きめのハンバーガーよりも満足度が高い。できればこのソーセージだけ買いたいものなのだがなあ。