
海鮮丼はお手軽なご馳走だが、鮨屋のランチなどでお手軽価格のものはやはりそれなりにお手軽なものになっている。簡単に食べられるというお手軽ではなく、簡単に盛り付けが終わってしまう「頭がペらペら」なお手軽どんぶりという意味だ。
だから、頭大盛り、つまり刺身がどっさりと乗っているものを見ると、ついつい頼んでしまいたくなるが、そこはお財布と相談しなければならない。
頭大盛りの海鮮丼はお手軽なものの四倍くらいのお値段になる。4回分のランチを1回で使い切るというのは、普通の暮らしではなかなか度胸のいることだ。
だから観光地などの非日常空間では、大盛り海鮮丼が幅を利かす。丼一つで5000円を払えるのは「旅空間」だからだろう。ところが、大都市の中心部にある繁華街で、鮨屋でもない居酒屋のランチが大人気になってリウ。その理由が、コスパの良い頭てんこ盛りの海鮮丼だ。お値段は普通盛りの倍程度だから、やはりお得だろう。
ただし、どんぶりとしては器が小さい。普通の茶碗と比べて一回り大きいかなという程度だ。が、ビジュアル的にはすごい。
商品開発という観点から見ると色々と考えさせられるメニューだが、価格の安さではなく、お得感の演出といういう意味で業界関係者はお勉強すべき題材だろう。
ご興味があれば札幌の狸小路2丁目にあるフードホールのようなところにある、魚居酒屋でお試しください。