
地球防衛軍というゲーム・シリーズがある。巨大化した虫が地球占領の生物兵器として登場し、人類は防戦に努めるというストーリーだ。ただただ押し寄せるアリンコやダンゴムシを打ちまくるという実にシンプルなゲームだが、なかなか完了するのが難しい。
その宇宙人(古い言い方だな)による侵略の舞台は日本のどこかにある架空の大都市なのだが、街の感じとしては名古屋駅周辺の都市部に似ている。その大都市はかなりの広がりを持ち、都心部と住宅地域がつながっているので、都心部から住宅地が遠望できたりする。戦場は都心部オフィス街であったり郊外住宅地のショッピングモールや高層アパートだったりする。だが、あくまでも架空の都市だ。
ところが、もう一つの都心部戦場になるのが、この札幌駅を中心とした市街地だ。まっったく架空の舞台ではない。北海道庁や大通公園までほぼほぼリアルに登場するが、圧巻なのはこの札幌駅周辺部を巡る戦いだ。周辺ビルが忠実に再現されている。
駅前を蹂躙する巨大ダンゴムシをJR駅の屋上からミサイルで打ちまくるという状況になる。ミサイルの爆破に巻き込まれ、ダンゴムシとともに駅前のビル群は悉く破壊され駅周辺は真っ平らになる。
などということを駅前交差点で思い出してしまった。自分は(ゲーム内のキャラとして)あの大時計の上からスナイパーライフルで防衛戦をしたのだ……………などとあらぬことを思い出してしまった。
実際のスケール感で言うと巨大ダンゴムシはビルの二階あたりまでの高さだったから、明らかにバスよりも大きい。そんなダンゴムシが出現したら、実に気持ち悪いだろうなあ。
などとゲーム世界とリアルを混ぜ合わせて妄想してしまった札幌駅前は自分にとってなんとも不思議な空間だ。そういえば、すすきのは平成ガ⚪︎ラに木っ端微塵にされたし…………… 札幌は巨大破壊の舞台として使いやすいのかもなあ。
怪獣映画でリアルな街が登場して破壊され街はそこそこ多い。ゴジラ・シリースで新宿と幕張新都心が記憶に残っている。特に新宿高層ビルの破壊後に残されたゴジラの足跡みたいなリアル感が印象深い。ただ、ゴジラシリーズは戦場は南洋の孤島だったり、おそらく東京湾にある思われる架空の工場地帯だったが、シンゴジラでは明らかに東京都大田区から中央区にかけが舞台だった。最新作ではもろに銀座だった。
平成ガメラシリーズでは福岡・札幌・仙台・京都・渋谷など、なぜか大都会破壊が前提だったようで、地方巡業シリーズと言って良い。秀逸なのはギャオスによって営巣地とされた東京タワーだが。いつともしれない時代設定、どこともしれない舞台設定はリアル感に欠けるということなのだろう。次にやられそうなのは東京であればスカイツリー、新築の名所としてはエスコンフィールドくらいだろうか。VRゴーグルをつけて新宿・渋谷の激戦後を巡るツアーみたいなものができれば面白いのになあ。