
所用があり、二ケ月に一度程度で渋谷の街に行く。それも出勤ピーク前の早朝なので、街を歩いていてもすれ違うのは深夜勤務の後に酒を飲んだ若者くらいだ。現在、絶賛増殖中のインバウンド観光客の姿も早朝には見かけない。そんなハチ公前の広場で、定点観測的に看板の写真を撮っている。おそらく日本で一番お高い看板ではないかと個人的には思っている。
この地面に立っている看板(青色のもの)と空中に立っている看板(黒いもの)は2枚でセット販売されているのだと思うが、今回は上下の看板に連動性が見られない。ちょっと不思議だ。立つ位置にもよるが、真正面に立って看板をみると上下2枚の看板が合成された巨大看板に見えるのだ。が、今回のは敢えて分離させている。デザイナーの意図がようわからん、不思議設計だ。
ちなみにこの時間帯に渋谷を歩くと、センター街を中心とした飲食エリアは路上がゴミだらけで、まるでニューヨークかと言いたいくらいの散らかり具合なのだが、8時前後になるとどこからともなく清掃員が登場してきて、9時くらいにはゴミがすっかり消えてしまう。
路上の汚れは水洗いされ街が再生する。そこがこの街のすごいと思うところなのだが、渋谷の街に遊びに来る連中は自分たちが汚した街を誰かが清潔に保ってくれている、とは思わないのだろうな。渋谷に寄ってくる輩とは、Gなみの繁殖力と環境破壊力を持つ、特殊才能の持ち主ではないか。個人的には社会的に撲滅を目指して欲しい「悪しきもの」だが。

そんな早朝の渋谷で、いつもは立ち食い蕎麦屋で朝飯を済ませる。ただ、時にはフラッと洋風な食べ物も良いかなとカフェに入ってモーニングセットにすることもある。最近のカフェはほぼ全面禁煙になったので居心地が良い。
ただ、完全喫煙OKの喫茶店はものすごい人気なのだそうで、一度覗いてみたことがあるが、店内の曇り具合というか煙に恐れをなして2度と近づくことはない。
このカイザーサンドは、そんな都会的朝食ではお気に入りのもので、特にカイザーロールというセミハードなパンが好きなのだ。カイザーロールはパン屋で見かけることはほぼないと言って良い。ハード系バゲットを使ったサンドは、バゲットの固さがサンドイッチとして厳しいものがあるのであまり好みではない。食パンのふわふわとバゲットのガチガチなハード系の中間であるカイザーロールはもっと普及して欲しいのだがなあ。
ちなみにこれは新作で、緑色の葉はバジル、ソースにはトリュフ・マヨネーズを使っている。なんとも都会的というか、洒落のめした食べ物なのだ。
実にたまに感じる、都会暮らしも悪くないのかもね、という気分になった朝でした。