
新宿育ちの友人に連れられて、歌舞伎町の老舗中華料理屋に行った。戦後、まだ歌舞伎町が焼け野原のようだった頃からの店なのだそうだ。歌舞伎町の風俗系の店が暑あるエリアの裏通りにひっそりとあるので、その存在すら気がついていなかった。
我が愛用のゲームである「龍が如く」では、対抗組織の事務所が入ったビルの前に位置するなあ、などと感慨深いものがある立地だった。ゲームを再起動して場所を確かめてみたいものだが、年末に過去作をほとんど処分してしまったので、残念ながら確認不能だ。(笑)

友人曰くチャーハンが絶品なのだという。ラーメンも美味いと、手放しの褒めようだ。店に入り壁に貼ったメニューを見ると、なるほどなあという懐かし系のラインナップだったし、何より驚きなのが「平成の価格」が残っていることだ。最近の物価高騰を考えると、この値段はチェーン店のほぼ半分程度。これでやっていけるのかとこちらが心配になるほどの良心的な、いや神の恵みと言いたいほどの価格設定だ。
さて、そのチャーハンを実食すると、まさにこれが町中華のチャーハン(昭和的)なもので、森は多いし、塩味薄めで、飯が脂ぎっていない。サッパリ系の仕上がりだ。町中華のチャーハンは、これでもかというくらい油ギトギトなチャーハンが出てくるだけに、これはまさに新鮮なサッパリ系だった。チャーシュー細切れもたくさんも入った懐かしの昭和チャーハンなのだ。これはしばらくかよわなくてはなあ、と思わせる「お宝」店舗だ。

つまみとしてメンマを注文したが、これはちょっと判断が難しい。まず糸井言うのではないのだが、他のメニューが安過ぎて、めんま単品がお高く感じてしまう。めんまを頼むっくらいなるもう一品注文してしまいそうだ。
次回は、餃子と麻婆豆腐で一杯やって締めにラーメンとしよう。それでも二千円にはならないのだから、歌舞伎町の穴場と言って間違いないな。