街を歩く

ビア・バーで考えたこと

真鯛のカルパッチョ 北海道で鯛を食べることになるとはねえ

年末ギリギリに会食をすることになった。26日金曜日、ありとあらゆる店がラスト忘年会で混み合っていて、たまたま席が取れたのが札幌駅地下にあるおしゃれなビア・バーだった。サッポロビールを飲ませる店なので、洋風メニューが並んでいる。それは良い。ただ、他のサッポロビールのビアホールよりも数段小洒落たメニューで、何となく落ち着かない。狸小路にある老舗ビアホールでは実に質実剛健という居酒屋メニューであるの比べて、どうも都会的で薄っぺらいメニューという気がする。
おまけに、今月のフェアメニューが「福井」推しという何とも奇妙なものだった。福井県名物に文句があるわけではないが、なぜ12月に?札幌で? という疑問は残る。同行者が福井メニューで「へしこ」が乗ったものを頼んだが、へしこが何であるかはわかっていない。とりあえず説明をした。感心して食べていたが、うまいと思ったのかどうかはわからない。
ちなみにへしことは北陸の郷土名産品で、サバなどを糠漬けにした塩辛い食べ物だ。北海道のニシン糠漬けの原型ではないかと思う。冬の保存食で、発酵食品だ。それを札幌で食べるのは何だかなあという気分になる。そういえばなぜ北海道にサバの糠漬けは定着しなかったのだろうか。それも疑問だなあ。

濃厚なポテトサラダは、まさに手作り感たっぷり フレンチの前菜的な仕上がりでした

ポテトサラダも一手間二手間かけたもので、中にはクリームチーズがはいっているし、おそらく生クリームを使って深みを出している。濃厚系ポテトサラダというべきか。ただ、個人的にはいもいもしい、ジャガイモ感全開でベタなマヨ味が良いのだけれどなあ。
おしゃれすぎる料理というのは一緒にいる相手を選ぶもので、クリスマスのデート的な乾坤一擲大勝負の時には大事だろう。ただ、普通のお疲れさま会の時にはちょっと肩が凝る。結局、この小洒落た店は制限時間をまたずに出て、普通の居酒屋を求め極寒の夜を彷徨い歩く羽目になるのだが。

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