街を歩く

ラーメンサラダの意味合いとは

札幌の準名物といえばラーメンサラダだと思っている。このメニューが考案されたのは札幌グランドホテルのダイニングだったそうで、ビールと一緒に食べるメニューというような位置付けだったらしい。その頃は、フレンチドレッシングを使っていたのたそうで、まさにヌードル系のサラダだった。それが、今では札幌のほとんどの居酒屋に拡散し、ドレッシングはごまが主流となり、サイドアイテムというより締めの一皿的な扱いを受けている。
まあ、そこに文句があるわけではない。そもそも、札幌では冷やしラーメン(お江戸でいうところの冷やし中華)の消費期限は実に短かった。7月頭にようやく冷やしラーメンが店頭に並ぶ。そして8月のお盆が過ぎると撤収というのがスタンダードだった。それくらい北海道の夏は短かったのだ。
ところが今では年間気温が上がったこともあり、冷やしラーメンは6月から登場する、気の早い店でまだ寒いなあと感じるゴールデンウィークあたりから冷やしラーメンが登場する。そして、今年は最後に冷やしラーメンを見たのが9月中旬だった。が、体感気温でいえば10月中頃まで十分冷やしラーメン対象期間だった。

そんな冷やしラーメンのサイクルが短い北国で、なぜかラーメンサラダは通年提供される。個人的には大歓迎だし、そもそも札幌の居酒屋やレストランの店内気温は冬でも25度を超える常夏?世界なのだ。冬でも冷やし中華はOKだ。
ところで、ラーメンサラダと冷やしラーメンの違いがよく議論されるが、答えはシンプルで、野菜が多くて胡麻味だと「サラダ」、野菜が少なく「醤油味」だと冷やしラーメンということみたいだ。が、最近スーパーではなぜか胡麻味の冷やしラーメンなるものを見かける。その隣にはラーメンサラダの袋も並んでいるのだから、摩訶不思議というものだ。

写真のラーメンサラダは典型的な居酒屋メニューだが、茹で卵を錦糸卵に、トマトを紅生姜に、わかめをきゅうりに変えれば、それはもはやひやしラーメンだ。冬でも冷やし中華が食べられる札幌という街は、文化的にお江戸を超える先進的なシティーだと思うのだがなあ。

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