
新宿紀伊國屋本店の地下にある飲食街が耐震工事で休業したあと、新規テナントの入れ替えなどもあり新しくなった。その中に、新宿駅東口にあった古い喫茶店の支店ができていた。ただ、すでに開店一年だそうで、1年間全く気が付かないでいたのだ。どうしてだろう。

東口にあった本店も落ち着いた良い店だったが、場所柄か席の間隔が狭かったような記憶がある。ちょっと窮屈な感じだった。こちらの店はかなりスパースを贅沢に使った、落ち着いた店になっている。昔ながらの喫茶店という感じがしみじみとする。

一杯ごとにドリップするコーヒーが運ばれてきた。焙煎が強めで苦味が立っているコーヒーだった。これは実に好みだ。喫茶店の珈琲とはかくあれかしと願う、典型的な一杯だった。また来ようと思ったのだが、会計をしてちょっと驚いた。
おそらく帝国ホテル1階カフェで飲むコーヒーと同じくらいのお値段。ドトールのようなセルフ喫茶店であれば、おそらく6杯分くらいなのだ。場所も場所だし、雰囲気も良いのだが、この値段ではなかなか足繁く通うのは難しいなあと諦めるしかない。
たまに新宿でのんびりしたい気分の時に、また訪れることにしよう。カクテル一杯と同じだと思えば、飲みにいく前の戦闘準備(笑)に向いているとも言える。
良いものはお高いのだ、という世界の真実を突きつけられた。