
所用があり東京駅に出かけた。そしてビジネスランチ(パワーランチというほどの力はなっくなってしまった)をすることになったのだが、その前にちょっとトイレに行ってみたら、何とあの「シースルートイレ」、つまり空に向かって用をたすというスタイルだった。
札幌駅ビルの展望階も同じように空に向かって立つというもので、あれには感動したが、こちらは東京駅を見下ろすのだ。すごいなあ。
東京駅には嫌になる程通っているが、大丸のレストランを使うのは稀で、おアケにこのトイレを使うのは生まれて初めてだった。何とも、まだまだ人生には未経験なことが多い。
デパートのトイレで感動することが多いのは(良くも悪くもだが)、良い意味では広々とした快適空間を作ろうという努力がわかること。悪い意味では、例えば個室の便器が座るとグラグラしたりするほど老朽化していて、それを修理もせずに放置していることなどだ。
百貨店業態が衰退業の一つであるのは間違いないが、それに甘んじてトイレの維持もできない会社がある一方で、集客力抜群、売り上げ好調な百貨店ほど改装した「良いトイレ」を設置していることだ。この辺りがひょっとすると商売の良し悪しを分つ境目なのかもしれない。顧客のプライベート空間をしっかり整備できるか、そこまで配慮できるか、ということがサービス業の原点であり基本なのだろう。
あえていうが、トイレのダメな店に客は来ない。というのは外食業にも共通する鉄則なのだよね。せめてJRの駅のトイレ(最近急速に改装が進んでいる)くらいのレベルは見習ってほしいものだ。