街を歩く

日曜市で見つけたもの

昔々、高知の日曜市でみつけた「三毛門カボチャ」に、10年ぶりで再開した。このかぼちゃは日本にかぼちゃが渡来した戦国時代にもたらされたものらしい。日本におけるかぼちゃの原種の一つだが、今では栽培する人もいなくなり幻のカボチャとなっている。
元々は大分県で栽培されていて、それが瀬戸内の外れを超えて四国、それも高知の山間地に渡ってきたようだ。このかぼちゃを高知でも散々探したが、スーパーや八百屋では発見できず、たまたま日曜市で並んでいるのを見つけるしかないレアものだ。
皮は硬くて食べるのには向かない。中身は黄色ではなくオレンジ色の甘みの強い身になっている。収量が少ないのか、皮の硬さが嫌われているのか、病気に弱いのか、栽培が広がらない理由はあれこれ考えられるが、一番の理由はこのかぼちゃの甘さを知らないせいだと思う。西洋カボチャとは同じかぼちゃかと思うほどに味が違う。

たまたま大分県がロケ地のテレビ番組を見ていたら、このかぼちゃが登場してきて、今では「宗麟かぼちゃ」という名前になって生産されているようだった。保存種の存続という意味合いであり商業的にはまだまだらしいが、頑張って栽培拡大をして欲しい者だ。


例のあやしい種子法(安倍政権でひっそりと施行された悪法の一つだと思うが)では、古来種の育成・保護は難しいので、おそらく何らかの抜け道、例外規定を適用されているのでは推測している。ただ、それを合法的に行うには地域の負担がずいぶんと大きなものになってしまうのではないかと危惧するが。

財務省解体論をあれこれ唱える人は多いが、農水省の抜本的改革というか解体して再生する必要について論ずるのを聞いたことがない。保守論客と言われる人間のいい加減さを表す指標の一つだと思っている。まあ、リベラルと言われる陣営でも農業に関して知見のあるものはほとんどいないからなあ。せいぜい農薬反対とか有機農業推進とか、頭の中がお花畑な連中ばかりだし。農水省の予算と、日本のGDPに占める農業生産の比率を考えると、気が遠くなるのだけれどねえ。

ちょっとネットで調べたら、甘さが足りないかぼちゃだと記載されていた。甘いのは高知で変種したのかもしれない。

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