街を歩く

2018年11月の写真から

植木鉢弁当を持ってハイキング

外部記憶の話で思い出したのだが、この写真もライブラリーから引っ張り出した。植木鉢弁当?という駅弁を買って、どこかに出かけたらしい。写真を見ても弁当の名前は思い出せなかった。キャプションに書いてあるから、そうだったのかと思うだけだ。
ただ、別な記憶として残っているのは、この弁当が本物の植木鉢のなかに入っていたということだ。釜飯の釜のように、小ぶりな植木鉢が弁当の容器だった。それをつかて朝顔のタネを巻いたようなうっすらとした記憶があるが……………


が、それを写真に撮っていないのか、記録していないのか。これはデジタルアーカイブで起きがちな失敗で、撮影した画像は少なくとも一月くらいは〇〇で食べた〇〇麺のような記憶がある。1ヶ月くらいは明確な記憶がある。ところが一年もたつと、この〇〇の部分がだいぶ怪しい。それを補完するためには。まず店舗の外装や看板、商品であれば包装を含めた見栄えを記録に残すべきなのだ。できれば地名もわかるようなサイン・看板なども合わせておきたい。

このテキストと画像を同時にパッケージして記録することはできないものかとずっと思っていたが、今ではジャーナルというiPhone デフォルトアプリで可能になっている。

個人的な推測では、この不便さを解決する便利なアプリ?がないものかと、たくさんの人が似たような縁策をしたのだろう。
「写真 文章 記録 日記みたいな」などと検索して、探し回った。結果として、その似たような問い合わせの量がある一定量を超えると(臨界点に達すると)、Siriが「こんなアプリを開発してもらいたいみたいですよ」などとアップルの親分たちに報告するのではないだろうか。検索ツールにおける検索ワードの分析は、人の欲望の炙り出しや発見につながるのではないかなあと思う。
そもそもGoogleの自由検索システム自体が、言ってみれば原始的な御用聞サービスみたいなもので、どんなことしてみたいですか、どんなことが気になりますかを、曖昧な言葉で聞き出せるようにしたものだ。それが進化すれば、人はこんな機能を持ったアプリを望んでいますよとおすすめ機能を働かせているのではないか。
人が不便だなと思うことに対して、簡単に対応できる時代になったらしい。新商品のネタ探しも、Siriに頼むのが良いかなあ。

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