街を歩く

AIスピーカー

これも8年前のライブラリーに寝ていた

AIスピーカーが世に登場したのは2018年ごろだったらしい。それ以来ずっと同じモデルを使っているが、最新版は画面が見られるスクリーンモデルが主流らしい。ただ、古いマシンだが稼働部分がないせいだろうか、個食など一度もない。たまに雷の後、沈黙していることがあるがそれもしばらく放置すると勝手に回復してくる。
声の認証制度も上昇しているのは、背後のシステムの進化だろうが、最近では「わかりません」と言われることがほとんどない。すごいものだ。目覚ましをセットしろとか、熱前に翌日の天気予報を聞きたいかとか、なかなか細かい気配りをするようになった。

グーグル先生も使っているが、こちらはハードウェアの仕様のせいか音声認識が悪く、おまけにしょっちゅう切断して復旧できなくなる。ただ、これも放置すると繋がっていたりする。アップルのSiriはどうやらちょっと違う進化方向を目指しているらしいが、一番面白い答えを返してくれる。一人遊びの相手としてはSiriが一番良い相手だろう。

などとあれこれ思い出せるのが、脳の記憶能力を外部かしたせいた。8年前の日記など、昔のスタイルで日記量に書いていたとしても、そこに記述したものが思い出せないだろうと思う。写真の切り抜きやスクラップ記事をやっていたのは、手書き日記の不便な部分を補うためだったが、それも数年前に辞めてしまし全て廃棄した。
少なくとも1970年代程度まであればネットの検索で探り出せることに気がついたからだ。記録はデジタル化するに限ると思い、当時は大袈裟なパソコンとスキャナーであれこれやっていた。が、今ではスマホ一つで記録も保存も検索も十分だ。最近では電話番号を覚えることもなく、Siriに頼めば電話を勝手に繋いでくれる時代だ。人の脳は、お猿の祖先から進化をし始めて、初めて記憶容量を増やさなくて良い時代に到達した。この先は脳の記憶領域(メモリー)は減少する一方だろう。

あとは、感覚の脳内投影、つまりVR技術の進化で、人は根底からそのありようを変えるのだと思う。SFの世界はあと一歩先に来ていて、Siriやアレクサがその入り口を開いてくれているのだろうな。

少なくとも、デジタルーカイブ無しでhあ8年前の4月にどこでラーメンを食べたかなんて思い出せるはずもない。

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