街を歩く

小樽水族館のオムライス

この季節になると狼ウオに会いたくなる。小樽にある水族館に行くのは、決まって冬の始まりだった。なぜなのかはよくわからない。雪が積もると水族館には行きたくならない。熱い夏もダメだ。
さて、おたる水族館に行って狼ウオと対面すると、もうすることがない。たまに気合を入れてトドの餌やりに挑戦してみたりもするが、百々の世界は序列制度が厳しいようで、全ての餌を大きなトドが独占してしまうのが、なんとも腹立たしい。わざと小柄なトドに向けて餌を放り投げても、大きなトドが押しのけて取り上げてしまったりする。狼ウオで癒された心が、またささくれ立つ。これではなんのために水族館に来たのか訳がわからなくなる。

なので、大抵は開店仕立てのレストランに行き、ビールと天ぷらそばみたいな大人の休日メニューを楽しむのだが、興が乗ると亀のオムライスを頼む。どうもこれはキッズメニューであるはずなのだが、大人が注文して問題はない。亀の形をしたチキンライスにカレーとエビフライとポテト、ケチャアプをドバッとかけてしまえば実に素晴らしいブランチのつまみだ。
全国のあちこちでオムライスは食べ続けてきたが、やはり好みの点ではおたる水族館のものが最高であると思う。これに続くとしたら、秩父にあるパリー食堂のゴージャスなオムライスが。おたる水族館、今月中になんとか行かねばなるまい、狼ウオとオムライスに会いに行くのだ。

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