街を歩く

勘違いしていた

最近吉野家が複数のラーメン店を買収していて、自社ブランドではないラーメンチェーン店軍を指向するという荒技に出ている。この店もその一環だと思い込んでいたが、実は全然違っていて、つけ麺チェーンの別業態だった。店頭のファサードがファストフード風だったので誤解してしまったようだ。

中にはいいて見ても、吉野家的オペレーションフレンドリーな店作りになっていないので気がついた次第。企業にはそれぞれ匂いというか、クセというものがあり、それが別業態であれ反映されるものだ。良くも悪くも、同じ会社の人間が業態開発をする以上、似通ってくるのは仕方がない。

ラーメンは一番スタンダードなものを頼んだ。いわゆる東京背脂ちゃっちゃ系の復刻版を目指しているらしい。1980年代に前世を極めて背脂たっぷりのラーメンは、今では見かけることもすっかりなくなった。ホープ軒や香月といった有名店が行列を作る人気店だったが、今ではどこに行ったのか、というくらい見かけない。
濃いめの味だが、味の濃さ、背脂の多さ、麺の湯で加減など調整可能なので、部分的なカスタマイズもできる。普通に美味い、近くに店があれば年に数回は食べに行くかもしれない。値段もこなれているし、店数は増やせそうだ。
怒涛の吉野家ラーメン攻勢にどこまでラーメンチェーンが対抗できるか、ちょっと楽しみではあるなあ。

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