街を歩く

1111の日

11月11日はポッキーの日ということは覚えているが、それでもこんな巨大陳列をするほどのお祭りかなどと思ってしまった。ただただ驚いたのは、ポッキーってこんな色々な種類が作られていることだ。季節限定品もあるし、何より『超』のつくポッキーが存在することだった。つい、一つ二つ買ってしまったが、このポッキー売り場は10日でおしまい。11日にみに行ったらなんとポッキーの日当日にも関わらず半分になっていた。
うーん、なんとも現金な売り方だろうとバカにしかけたが、確かにイベント当日でもジャンジャン売ろうとしているのは売れ残りみたいなものかもしれない。バレンタインのチョコもそうだな。売り場が賑わっているのはせいぜい前日まで。
当日でも大騒ぎして売っているのは(スーパーなどで)クリスマスのチキンくらいだろうか。それでも翌日には同じ売り場がおせち料理コーナーも大転換するのだから、するどい商売とは売り場を時間単位で変化させるものなのなのだなあ。
ちなみに近所のセイユーは会社が売却された後、ゆっくりと売り場の変化が起きていて、このポッキー売り場もその一例らしい。なんだか、昔々、俺たちは文化を創造して販売しているといっていたセゾングループを思い出す。セイユーもその一員で、ちょっとおしゃれなスーパーを目指していた時期もあったのだが、米国スーパーに買収されたあとは、大型コンビニみたいなつまらない売り場になってしまった。時代が一回りして、売り場の提案力をあげていこうという試みは、一種の先祖帰りかもしれない。

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