
札幌市中心部にある大通公園は、東西およそ1Kmにわたる大型の公園で、季節に応じて数々の屋外イベントが開催される。ただし、そのイベントの嚆矢たる雪まつりは好みではない。寒いのは仕方がないとして、雪道を多数の人間が歩き回るため路上が鏡面化して実に危ない。スリップで人が一人や二人死んでも不思議ではない、危険な路面が放置されその上をよく歩き回るものだと呆れてしまう。おまけに、観光客の中には生まれて初めて雪を見たなどと言う南方の国から来るものが多い。スリップ死した者が高位高官や上級市民であった場合は、国際問題になりかねない危うさだ。
危険性をわかっているのは地元の小市民だけで、そう言う連中は雪まつりに出かけない。行政など責任ある立場のものは、観光事業の金儲けに目がくらみ、危険防止策など検討すらしていない(と思う)
北海道のコロナ発症原点は雪まつり会場だったのになあ。札幌市は明らかに危機管理が甘いのだよ。冬の札幌は室内温度が高く湿度は低い乾燥地帯だから、インフルエンザの温床にもなりやすい。やれやれ。
さて、冬は危険で危ない大通公園だが、夏から秋のイベントは楽しい。グルメ企画も多い。先月末までは半袖で出歩けるっくらいの暑い北海道も、たった一月で思わずブルッとするほど寒さを感じる紅葉の季節になった。10月下旬だから、これが当たり前の風景なのだが、今年の夏はあまりにも暑すぎたのでなんとなくピンとこない。

そして、あと2週間もすると紅葉から落葉に変わり、雪が降り始める。地面が白く覆われるまでにはもう一月以上かかるだろうし、ここ数年は暖冬が続いているのでクリスマスも雪がないかもしれない。
来月末からはミュンヘン・クリスマスという真冬のイベントも始まるのだが、それまでに雪が積もることはなさそうだなあ。