街を歩く

楽しい昼飲み会場

札幌大通り公園で開催される屋外イベントが、ここ10年くらいでずいぶん増えたような気がする。コロナの間は中止になっていたが、アフターコロナになると以前より規模が拡大したみたいだ。
2月の雪まつりは屋外イベント最大だと思っていたが、今では夏のビアガーデンや、このオータムフェストの方が活気があるように見える。開催期間を考えると12月初頭に行われるミュンヘン・クリスマスより大規模かつロングランだ。通常であれば10月はもはや昼でも寒さを感じる時期のはずだが、この日は気温27度、半袖でも軽く汗ばむ陽気だった。北海道で急速にエアコンが普及しているという意味が体感できる。

駅前通りから西に向かっていろいろな出展会場があるのだが、入り口は大手食品問屋のブースだった。臨時店舗の割にずいぶん立派だし、どうやらこの店で儲けようということではないみたいだ。
日頃からお付き合いをしている食品飲料の商売相手に対する宣伝広告塔だろう。ひょっとすると立ち飲みしながら新製品の紹介もしているのかもしれない。流石に真昼間から立ち飲みする客はいないのが、ちょっと残念な気がした……………
が、隣の5丁目会場にたっぷりと飲んでいる人たちを発見した。短い北国の夏を謳歌するということではなく、長く伸びた夏の最後を楽しむ的な飲み方のように見える。

会場ごとの特徴が案内されている掲示板だが、字が小さすぎるなあ

大通公園4丁目から11丁目までを使った大会場で、丁目ごとの会場でいろいろな特色を出している。端から全部試していくと、最後の会場に辿り着く頃には酩酊状態になるのは間違いない。晴れた秋の日を何日かに分けて、のんびりと探索するのが良さそうだ。短期間しか滞在しない観光客相手ではなく、地元民相手のイベントらしいので、期間パスとか複数回利用可能クーポン(市民限定)みたいな要素があると面白そうだなあと思った。毎日一杯飲める定期券みたいなものもあれば良いのになあ。しかい、札幌の秋はいったいいつやってくるのだろう。このままだと、夏が終わったら冬みたいな感じなのだけど。

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