街を歩く

土曜昼に集う場所

餃子の皮より薄い気がするピザ 腹の足しににはならないが酒の肴には向いている

週末の昼下がり、土曜の昼過ぎに昔の仕事仲間たちと集まって、池袋駅西口の居酒屋に行った。いい歳をしたおっさんが集まっての飲み会なので、誰かに遠慮する話題もない。時の総理への悪口から、都市に跋扈する悪党どもの話などは可愛いもので、その先に待っているのは年金と健康の話になる。実はこれが話題としては一番嫌だなとは思うが、ほぼ全員の関心事でもあり話に熱が入る(ように見える)
外食関連企業に身を置いていたこともあり、若い頃は(笑)それなりに料理や原料の蘊蓄だったり、業界の浮き沈みのあれこれに夢中で情報交換したものだ。つまり役に立つ飲み会だったと思っている。ところが、最近ではすっかり仕事も関係なくなったせいか、この「有用」な話題が変わってしまっている。それが悲しいとしみじみ思うのだ。

週末の昼下がりに酒を飲みながらあれこれ注文するが、もはや出てくる料理への関心は薄くなりすぎて、適当な酒と乾き物(固いするめではなく柔らかいさきいかなどが望ましい)があれば、もうそれでいいのではないか。暑さ寒さの厳しい季節であれば室内が望ましいが、適度に快適な春や秋であれば、近くの公園のベンチでも良いかななどと、実に下方思考になってしまう。
まあ、高くて美味しい店に興味がなくなると、その行き着く先は公園か河原になってしまうのは、世の常(笑笑)なのでありますね。

この日職したピザという名のペラペラな食べ物は、それなりに美味いとは思うが、これはぼったくりのような気もしないではない。こんなものを食したせいで下方思考が強まったのかなと疑っている。

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