街を歩く

ファイナルファンタジー ⅹⅵ

ゲームの話だ。初代ファミコンを買って以来、飽きもせずゲームを楽しんでいる。歳を取ったらやらなくなるかと思っていたが、今ではあれこれゲームをしている。最近では指先の訓練として、脳力維持のために約だるrのではないかなどと思っている。幾つになるまでやれるものかは見当もつかないが。


まだファミコンでRPGという言葉が普及する前、ゲームの主力は任天堂の名作に代表されるアクション、つまり反射神経対応型だった。メモリー不足のためセーブデータの問題があったからだ。当時のゲーム媒体はカセットで、メモリー量の単位はKだった。メモリーがMになるには数年の時間が必要だった。
おそらく最初のRPG成功作がドラゴンクエストで、セーブデータは謎の呪文を書き留めるという、実に悲しい仕組みだった。呪文を書き写すのを一字でも間違うと全ての努力が無駄になる。それがメモリーセーブ式に変わった時は、素晴らしい開放感を味わったものだ。
そしてメモリー増強を背景に大ヒットしたのがファイナルファンタジーだった。以降、ゲーム機の進化、メモリー量の増大に合わせてDQ・FF両作品とも進化していったのだが、CG技術の進歩に合わせて動画化を進めていったのがファイナルファンタジーシリーズだ。
おそらくFF10のあたりから、ゲームというより映画に近いエンタテイメントに変わっていった。当然ながら、そうなるとマルチエンディングやストーリー分岐が採用されなくなり(動画制作の費用問題だと思うが)、ストーリーは結末に向けて一直線なものになっていく。(FF10はエンディングだけマルチ)
また、ストーリー優先のため、難度の高いアクション性は控えられ、イージーモードであれば誰でも簡単にラストまで行けるようになった。FF一桁台の諸作品はラスボス撃退のために相当なレベル上げが要求された「修行」だったをのと比べると、近作はまるで別物と言える出来になっている。

最新作がリリースされてだいぶ時間が経って、ようやくプレイする気になったのは、これ以上放置すると自分のゲーム寿命(ゲームができる体調として)が持たないかもしれないと思ったからなのだが。どうも動体視力がもう追いつかない……………

ご参考まで公式サイトはこちら →  https://jp.finalfantasyxvi.com

動画の質は並のアニメを遥かに超える。ハリウッドの大作に引けを取らない出来だと思うが、ゲーム性は多少下がっている。ただ、謎解きやレベル上げといった修行的要素が減少、簡便化されたことでサクサク進む方がエンタメとしては正解だろう。
ちなみに、全くサクサク進まない代表作はELDEN RINGで、修行好きなゲーマー向けというか修行者専用ゲームだろう。

とりあえず我が人生で多分最後のFFシリーズはもう直ぐ最終ステージになる。実はそれがとても残念なのだな。

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