
ちゃんぽんのチェーン店となればリンガーハット一択になる。関東では相当昔から郊外型のロードサイド店舗もあり知名度はそれなりにある。駅前繁華街にも出店していたが、最近は(コロナの前から)ショッピングモールのフードコートに大量出店していた。ちゃんぽんを全国に広めた功労者で間違いない。
ただ、コロナ発生以降、ショッピングモールをふくめて立て直しに苦労していたようだ。フードコート内にあった体力のないチェーンはほぼ撤退した感があるが、その空いたスペースを埋める「体力」のある外食企業は少ない。したがって、全国的に空きテナントが増えている。
いわゆるカフェ系メニュー、そして肉メニューの店の閉店が目立つ。そんな業界全体の動向はさておき、ちゃんぽんチェーンは複数回の値上げをしながら業績回復をしている。これは一体何なのだろう、と思うくらいの頑張りだ。ただし、主力商品のちゃんぽんは5割近い値上げになっている。ワンコインで食べる食事にはならない。簡便食というより重厚ランチ的な価格になっている。(同じことは某フライドチキン屋でも起こっていて、すでにファストフードの価格ではない)
その値上げ感を散らしたいのか、理由はよくわからないが季節限定メニューの価格が定番ちゃんぽんより低くなっている。これも外食業界では珍しいことだ。季節商品は単価アップの目的があり、定番より1-2割高くするのが定石だからだ。

ということでちゃんぽん屋のまぜそばを実食して見た。まぜそばとしては普通に美味いが、トッピングがほとんどない。素ラーメンという言葉が思い浮かぶ。完食して、ちょっと後悔した。餃子を追加で頼んでおけばよかった。
ちゃんぽんやは、やはりちゃんぽんで完結してほしかったなあ、というのが素直な感想で、どうもつけ麺を試す気にもならない。確か去年まではトッピング山盛りの1000円超え商品を推していたのではなかったかな。
外食各社がそろりそろりと低単価商品を再投入し始めているのは、トランプによる円高誘導と、値上げに対する消費者の反対、つまり客数減がげんいんだとおもう。年内にはちゃんぽん500円セールみたいなことになるような気もするが、それはちゃんぽんだけではなく外食全体のムードになりそうだ。