
新宿の老舗食堂に行って、無性に食べたくなったカツカレーを食べた。カツカレーはどこでも食べられる当たり前のメニューだが、個人的なこだわりがあり、気に入ったカツカレーを食べられる店はかなり少ない。洋食屋の定番だからと言って安心できないのがカツカレーだ。
まず重要なことは、カレーのルーだ。カツの載せないカレーであれば、甘め辛めどちらでも良い。フルーツの入った甘いカレーも、スパイスががっちり聞いた辛いカレーも楽しめる。しかし、カツカレーの場合は辛め、酸味あり、スパイス強めという感じのルーが好みなのだ。
これはカツを食べる時にルーをソースとして楽しむせいなのだが、味の感じとしては辛めのウスターソースを感じさせるタイプのルーがよろしい。後、それぞれの店の方針だろうが通常のカレーを流用する場合が多い。その時には肉や野菜が一緒に入ってくるのだが、これはなくても良い。ルーがソース状態にあるのが一番よろしい。
次にカツは薄切りが望ましい。厚切りのカツはルートのバランスが難しい。肉に厚さがルーに買ってしまうと、好みの「肉+ルーの合体感」がいま一つとなってしまう。そして、ご飯は少なめが良い。付け合わせはらっきょうでやピクルスではなく赤い福神漬けに限る。たまにカレー屋で見かける紅生姜でも良い。
平日の古下り、ランチのピークが終わったくらいで客席が好き始めた頃、フライト入ってカツカレーとビールの小瓶を注文する、みたいな感じがいいんだよなあ。
町中華のドロドロ系カレールーに脂ぎったカツが乗ったワイルド系も悪くはないが、あれは腹ペコの時にガツガツ食べるやつだと思う。カレー専門店のカツカレーは、カツが安っぽいのが難点だ。などとつまらないこだわりのせいで、あれこれ面倒なことになるのも、これまた人生あるあるの楽しみなのであります。