
新宿アルタ裏にあるバーに通い始めたのは20代の頃だった。その頃から年代感を感じさせるすでにレトロ感あふれる店だったが、コロナの時期は休業していた。営業再開してから気にはなっていたのだが、久しぶりに行ってみたらどうやら経営方針が変わったか、オーナーが代替わりしたのか、メニューなどがだいぶ変わっていた。
ただこの店はしっかりと食事が取れるバーで、むしろカジュアルレストランと言った方が良いほどしっかりとした料理が楽しめた。だいぶメニューの数は減ったが、それでも昔よく食べていたメニューも残っている。

和洋中が無差別に並ぶ、まさに無国籍レストランだったが、そこがよかったのだ。一番好みだった貝割れと生ハムのサラダがなくなっているようでちょっと残念だったが、料理はうまい。

タコスはバーテンダー(今や女性になっていたが)が盛り付けてくれる。これもメキシカンが和風になった感じのタコスでパリパリのタコシェルを齧りながらハイボールなど飲むと生きていてよかったなあと思う。
誠に勝手ながらもう少しだけで良いから営業を続けてもらいた。せめて後5年くらいお願いします。