
高知市民の台所、というキャッチフレーズを見た記憶がある、高知市内の繁華街の商店街がある。魚屋とか魚屋とか惣菜屋とかが半径50mくらいのところに密集しているので、確かに昔は大層賑わったのだろうと想像できるが、今では郊外にスーパーが乱立しているので、市内中心部にあり駐車場の対応もなかなか難しいのだろう。へ実は実に閑散としている。午前中はそれなりに賑わってるが昼を過ぎるとバタッと人出が減る。近隣の高齢者が朝から集まるところなのだ。
その一角に気になるラーメン屋がある。ここ2年ほど、一度は入ってみたいと思いつつずっと放置していた。今回はたまたま昼前に時間がちょっとできたので、うなぎを食べるつもりでこの商店街に来たら、鰻屋が休みだった。仕方がない、それではラーメンにしようとなった。

高知のご当地ラーメンというのは聞いたことがない。高知県西部の須崎にある鍋焼きラーメンは一時期大変人気があったが、今では落ち着いたようだ。
高知市ないにも行列のできるラーメン屋はあると思うのだが、何をもって高知ご当地というかという「シンボル」みたいなものは見当たらない。意外とありそうでないのが「カツオラーメン」だ。まあ、そのうち誰かが発明するだろうと思うが、高知県人ではカツオが当たり前すぎで発想に至らないのかもしれない。
さて、五右衛門ラーメンだが、醤油ラーメンを頼んでみたら白濁系スープで出てきた。素手がちょっと意外だが、後から入ってきた客は台湾ラーメンとか味噌ラーメンとか注文がバラバラだった。どうやら多品種メニューが売り物らしい。それはそれで良いのだが、となると後何回か通ってあれこれ試してみたくなる。
どうやら夜は居酒屋形態に変身するらしいので、今度は少し遅い時間に来てみようかと思う。チューハイのアテにチャーシューでも頼み、最後はラーメンというあまり体に良くなさそうな飲み方をするのが、この店には似合っている感じがする。
ちなみにラーメンは普通に美味いと思った。チャーシューは好みの味だった。海苔が乗っているのが重要なポイントだ。煮卵はいらないけれど、めんまを追加してみたい。うん、うまかったなあ。