街を歩く

あんぱん…………… な高知

高知市内は四月から始まった朝ドラで目一杯に盛り上がっている。市内中心部のアーケードはご覧の通りの応援バナーで埋め尽くされていた。11月は龍馬の誕生日で埋め尽くされていたが、流石に朝ドラは郷土の偉人よりも戦闘力が上回っているらしい。全国的にも、この春の朝ドラは好評のようで、高知県人としてはプライドをくすぐられるだろうし、観光客による特需も期待できるだろうし、めでたしめでたしだ。
しかし、明治政府を支えた西国地域諸国だが、ここしばらく鹿児島や山口を舞台にしたドラマは見た記憶がない。高知だけが別格でスポットを浴びている感じがするが、一体どうしたわけだろうか。

とりあえず明るいドラマらしいので10月までこの勢いで頑張って欲しいものだ。四国はお遍路さんに外国人がずいぶん混じっているらしいのだが、高知市内ではあまり外国人観光客を見かけない。高知城にでも行けばそれなりな数がいそうな気もするが、繁華街では目立たない。福岡の町中が観光客に占拠されたような雰囲気はまるで感じない。やはり直行便のあるなしが影響しているのだろうか。
友人によれば、台湾からの直行便客が港町までカツオを食べに押し寄せてくるそうだから、高知では日本人がしないようなピンポイントな楽しみ方をしているのだろう。

初鰹も上がり始めている次期だが、今年はカツオを食べる前に土佐巻を食べた。この時期はサッパリ目のカツオで巻物によく合う気がする。
あんぱんとカツオを食べ合わせることはないが、気分の上ではあんぱんとカツオを合わせて応援しているので、ちょっとだけ陽気な高知人の仲間入りをしている。

そろそろ「あんぱん」とタイアップした「高知特別あんぱん」など売り出しそうな気もするが。

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