街を歩く

乗り鉄旅 土佐電編

立派な駅に見えるが、ただの待合室だった

ちょっと時間があいている時には、電車やバスを使ってチビ散歩をする。出張などで出かけた街を見て回るにはバスが良い。そして、路面電車があればもっと良い。路面デンスアのある街には乗り鉄ロマンがあるとおもうのだ。
だから、たまには高知市内の路面電車を乗り継いて、ふらりとショートトリップをしてみる。とりあえず東側と南側は制覇したので、西側路線に乗ってみた。出たとこ勝負というか、どこにいくという当てがあるわけでもないので終点まで行ってみることにしたが、あいにくと西側終点である「いの」行きは1時間に一本しか運行していないので、高知市内の終点である朝倉までの移動となった。およそ30分かけての観光旅行だ。
降りてから初めて気がついたのだが、この駅は高知大学の真ん前にとまるので、終点まで結構乗客がいた。

高知県と日野の関係は何かあるのだろうか


広島の市電も街中から西の果て、宮島まで乗ってみたことがある。路面電車の旅は、最大時速30Kmと決まっているので、街並みを見ながらの移動にはちょうど良い。熊本の市電、長崎の市電、富山電鉄、函館の市電、鹿児島の市電そしてもちろん札幌の市電もだいたい全線制覇している路面電車好きなのだが、まだ岐阜の市電、豊橋の市電が未到なのでいつか乗りたい物だ。松山も一部路線は残しているなあ、岡山も半分しか乗っていないし、阪堺電車も南半分を残している……………

高知市内を走る土佐電鉄の車両はほぼ完全にラッピング電車なので、一台一台見栄えが違うが、この「日野」バーションが一番スッキリしている感じがする。ラッピング電車は走る広告なので企業イメージを表現する大事な装置なのだが、街中を走っている電車を見ると、センスのいい物、悪い物の差が激しい。ダサダサなデザインを見ると広告を発注する企業の見識が疑われるという物だ。まあ、地元には上手なデザイナーが少ないということかもしれない。
個人的な見解だが、我が地元の街を走る西武鉄道はラッピング電車のデザインがどれも大変よろしい。首都圏を走る各私鉄の中でもセンスの良さでは頭ひとつ抜けている気がする。センスがない代表は、当たり前だがJR東日本の車両で、そもそも鉄道で儲かっている会社はラッピングなどという邪道な鉄道以外の商売では儲けようとしないのかもしれない。

となると経営の苦しい鉄道会社ほどラッピング上手ということになるか。確かに、JR四国、土佐電どちらも上手だなあ。経営が苦しいはずのJR北海道ではラッピングを見た記憶がないから、それはアレで経営が下手くそすぎるという証明なのかもしれない。

次は西の終点「いの」まで頑張ろう、いや、JRいのから乗り換えるという手もあるか。乗り鉄の旅は、いつも時刻表を眺めながら計画する時が一番楽しい。

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