街を歩く

JR四国の戦略 すごいぞ

2-5歳くらいの幼児に圧倒的な人気を誇る国民的長寿キャラクターの作者は、高知県出身ということは知っていた。だからJR四国にキャラ列車が走っているのはわかっていたし、一度岡山まで移動する時に、このポップで賑やかな特急に乗ったこともある。
ただ、その幼児限定?人気者が、今年は某国営放送の朝ドラの影響でで大ブレイクしているらしい。
そもそもキャラ列車が土讃線の他にも走っているとは知らなかった。JR四国が擁する企画列車の最大貢献を果たしているらしい。すごいなあ。
少なくともこの列車に一人で乗る人間は、自分のようなはぐれものな乗り鉄を除くと、ほとんど存在しないだろう。メインの乗客は幼児で、それに同行する(お供をする)親やじじばばが複数名というのが基本乗車単位だ。つまり単価が高い。運行効率が良い。ボッタくるとは言わないが儲かる仕組みだ。

おまけに、今回の朝ドラ連動企画では作者の故郷である高知県内でも、高知市からはそれなりに離れた山際の地方都市まで連れて行かれる。普通は通勤通学以外に利用する乗客もいないであろう地方駅にどっと人が押し寄せる。観光効果というか集客効果は抜群だろう。
個人的には高知市内にキャラ関連施設を作れば良いと思うの。なぜか高知市内には「じじばば向け」の龍馬推し施設ばかりなので、高知観光にファミリーを呼び込むのは難しいと前から考えていた。土佐山田のミュージアムとは違う切り口で、高知駅周辺にキャラ推しエンタメパークでも作れば良いのになあ。まあ、それはJRの責任ではなく高知市か高知県の問題だろう。

などと思っていたら、なんと高知駅の高架下というかホーム下にちょっとした体験型パーク?があるのに気がついた。今まではホームまでエスカレーターで直行していたから全く気が付かなかったのだが、階段を登ると中二階的な空間にあれこれ展示パネルと遊具が置かれていた。

これは実に安全安心な幼児向き施設だ。子どもが飽きるまで遊んだとしてもせいぜい15-20分程度。程よい遊戯空間であるように思える。遊具が増えると子どもが全部乗ろうとするので、キャラ列車を降りたあとひと遊びするくらいのバランスになっている。親にとっては(ジジババにも)ちょうど良いみたいだ。

どうやらキャラを集めるスタンプラリーも実施されているようだし、これは四国在住の親子であれば魅力的イベントではないだろうか。
ちなみに、普通列車乗り放題の青春18切符を使っても、四国のJR各路線は特急中心のダイヤなので、スタンプコンプリートにはかなり時間がかかる。時間短縮だけ考えるのであれば、自動車で一筆書きルートを検討した後、各駅で入場券を買って入場してスタンプ・ゲットみたいなやり方をするものもいそうだ。ただ、我がことであればやはり乗り鉄魂に火がつくから、JR四国全線踏破を目指すんだろうなあ。
などと裏技を考えていたら、スタンプはアンパンマン列車内にも置いてあり、駅と列車内のスタンプを両方集める仕組みらしい。なるほど、これなら自動車ツアーはなしだなあ。

あれこれ考えていると、そのままJR四国の作戦にハマってしまいそうだ。子供だけではなくじじばばを(それも乗り鉄を)拾うとは、なかなかJR四国の参謀は優秀らしい。
JR北海道とともにJRグループでは運営状態が苦境に陥っているJR四国だが、航空会社やJR北海道や九州など遠隔地とのタイアップをすれば、違う客層を惹きつけ復活のきっかけになりそうだけどねえ。
その昔、浜松町駅から自分の車を貨物車に乗せて札幌まで一晩かけて移動する季節運行の特別寝台車があった。これは家族旅行にピッタリで子供達も寝台車を楽しんでいた。それと同じことをアンパンマン列車連結でやれば面白そうだけどね。浜松町発高知行き。サンライズ瀬戸に便乗して多度津まで行き、そこからは気動車に連結を変えて高知までというのは楽しそうだけどなあ。夜10時前に出発して、翌日昼前にはたどり着けそうだし。どうです、JR四国の企画担当者の方。もし実施されれば、喜んで第一号の客になりますぜ。

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