街を歩く

マクドナルドのあるところ

この新型トマトソースはお気に入りなので定番にしてほしい

マクドナルドのチキンナゲットは率直に言ってとても美味しい食べ物とは言えない。ただし、よく食べる。好きな食べ物と言っても良い。その理由はナゲットソースにある。定番はBBQとマスタードだが、これは流石に定番だけあって味にブレがない。ナゲットによく合う。
あとは年に3-4回ある季節ものの味変ソースが楽しみなのだ。そして、楽しみではありながら、だいたいはいつでも、まあ、こんなものだよねえ。という程度の感想で落ち着く。
なんというか、ラーメン屋のラーメンとカップ麺の違いのようなものだろうか。リアルな鳥唐揚げと鳥唐揚げもどきがあり、もどきはソースを楽しむものになっているという感じだ。
不思議なもので、他のファストフードではチキンナゲットを注文することはない。
そのマクドナルドだが、昔は駅や交通ターミナルなど人が集まるところにはいちばんいいところに店を構えていたものだが、この10年くらいですっかり見かけなくなった。

千歳空港のロビーの広告から中国語が消えたのはすごい変化だ。

記憶にある限りだが、日本の空港でマクドナルドの店舗は存在してい流のは羽田空港だけではないか。関空にあったかどうか、思い出せない。それ以外の基幹空港、千歳や福岡では見かけない。
たとえば新幹線の駅を考えてみても、東京駅にはなかったような気がする。新大阪は地下鉄との連絡通路にあっただろうか。首都圏最大のターミナル駅である新宿駅付近にはもはやマクドナルドは存在しない。
何が言いたいのかというと、すでに繁華街の店は儲からないからどんどん閉めている。そのため、インバウンド客がマクドナルドを見つけられずに、日本的なファストフードに乗り込んでくるということだ。
マクドナルドが儲からないのだから、それ以外のバーガー系、フライドチキンなどは全滅状態だ。今、繁華街で生き残っているのは立ち食いそばに代表される高速回転型の日本的ファストフードくらいだろう。チェーン店ではない回転寿司も意外としぶとい。そういう生き残り店舗に外国人が押し寄せてくるのは全く困ったものだ。なぜ立ち食いそばで行列ができる、ということをぶつぶつ言いたいだけだ。
新宿系付近はすっかりマクドナルドの店舗が減ってしまい、なんと歌舞伎町の端にある店に日本語を介さない方達が集まってきている。まあ、この店も従業員の大半が日本人ではないので、それはそれなりの活気があるのだが。

自宅近くにある徒歩10分ほどのマクドナルドはまだ健在でありがたいが、実はここはここであれこれ変化が起きていて、平日の午前中など客の平均年齢は70代だろうという零子高齢化したみせになる。まあ、この方達が20歳前後の頃にマクドナルド一号店が開店したはずなので、我が青春のマクドナルドという感覚はお持ちなのだろう。

すみません、日本マクドナルドの社長さん、せめて千歳と福岡空港にはフードコートに出店してください。通常より百円くらい高くてもちゃんと量しますから。

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