街を歩く

焼き鳥屋で乙なもの

定番 焼き鳥のタレ うまし

池袋の焼き鳥屋に集合していつもの飲み会が始まった。蕎麦と焼き鳥という珍しい組み合わせの店だ。蕎麦屋で出てくる串に刺さっていない焼き鳥はなかなかの好物だが、この店は焼き鳥屋がそばを出すという趣向なので、焼き鳥はしっかり串に刺さっている。
いつもの品質チェックで砂肝を頼むが、これは極めて良好な状態であり、他の駆使も安心して頼める。

マヨネーズたっぷりのチキン南蛮を頼むようになったのはなぜ?

最近は同行するメンバーの注文がちょっと変わってきて不思議だなと思うことがある。どうも若い頃の方が漬物盛り合わせとか豆腐とかシンプルなものを頼んでいた気がする。最近は揚げ物、それもチキンにポテトという組み合わせが多い。これが還暦ということなのか、嗜好が子供の時代に戻ってしまったような感んがある。

乙なもの その1 そばのサラダ キムチ味付け

自分の注文だけは年相応かなとも思っているが、とりあえず出されたものは遠慮なく食べることにしているので、メニューに文句があるわけではない。
今回の我が注文はそばサラダ キムチ和えといったもので、ラーメンサラダのそば版という感じだった。これはサラダというより夏に食べる冷たい蕎麦だなと思う。あるいは岩手の冷麺インスパイア系メニューなのかもしれない。精進料理にニオイのきついキムチは使わないとは思うが、現代的なアレンジの精進料理として認めても良いのではないかなあ。

乙なもの その2 にんにくの存在感が半端ない フライドポテト

と思っていた後に出てきたのがガーリックポテト。これが強烈だった。過去数年で食べたものの中で一番インパクトがある。フライドポテトにほぼ生のニンニクがガツンとくるソースで味付けされている。ガーリックポテトというと、フライドポテトにガーリクウパウダーがかかっている程度だと思っていたが、これはそんな生やさしいものではなかった。
家に帰っても口の中のニンニク味が消えないほどの強烈さだ。これはこれでアリなのかと思うが、「そば」とは合わないだろうなあ。

乙なもの その3 蕎麦屋と間違うほどの本格派田舎そばに感涙

などという強烈な体験をした後で、蕎麦で締めることになった。田舎そばのもりそばという、これまたシンプルな側にしたのは正解で口の中のニンニク味が多少は改善されたような気もした。

ここ数年、飲んだ後に何かを絞めに食べるということがなかったので、これはまた新鮮な感じがした。それにしても焼き鳥屋で食べる蕎麦が美味いのは驚きの組み合わせだったなあ。蕎麦屋で食べる焼き鳥よりも数段上の体験値(?)でありました。

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