街を歩く

昔の写真から 松本の蕎麦屋

こちらもグーグル先生の自動保存写真から。自分ではすっかり忘れてしまっていた松本の名店を、この写真のおかげで思い出した。外食企業向け専門誌に連載されていたコラムで見つけた店だ。
すでに情報はネットで見つける時代になっていたが、実は隠れ名店は取材拒否することが多く、ネット空間でもあまり情報が出回ってはいない時代だった。
だから、評論家が(まだライターという言葉は一般的ではない時代)記事にしたものではなく、コラムの中で個人的な趣味で選んだ店のことを書いている、そんなところから情報を見つけ出していた。
この店は松本に数ある蕎麦名店の中でも屈指なレベルの高さだと思う。ただ、店の中が実に静かで隣の客が蕎麦を啜る音が聞こえてくるだけ。なんとも修行中のような気分にもなる。

随分と昔の記憶なので、今でもお店は健在だろうかと確かめてみた。無事営業しているようだ。


松本市内から車で1時間ほどのところ、山際のあたりには蕎麦の名店が数軒あるのだが、そこの写真は全く残っていないので店名が思い出せない。それがちょっと残念だ。
その中の一軒で、確か野菜販売所の隣にあった小体な蕎麦屋というか食堂が、実にうまい田舎蕎麦を出していた。そこにもう一度行きたいと思ったが名前が出てこないし場所もうろ覚えなのだ。野菜販売所の手前に大きな桜の木が3本あったような……………
写真という外部記憶保存装置を使わなければ、思い出せないことばかりになってしまったのだなと、ちょっと黄昏てしまうのでした。

ご参考まで 野麦のサイトはこちら→ http://nomugi.o.oo7.jp

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