街を歩く

旭川ラーメンのはなし

千歳空港で食べた梅光軒の醤油ラーメン 記憶の味とちょいと違う

初めて旭川に行ったのは暑い夏の日だった。ただ、記憶にある旭川の夏は、現在の酷暑というべき暴力的な夏とは違っていた。暑いとはいえ風が吹けば涼しく感じる、ほど良い季節だったように記憶している。
所用を済ませて昼食をと思い街中を探して見つけたのが梅光軒だ。旭川ラーメンを代表するラーメン店だった。だったというのは、当時はネットもなく情報を探すのは、本屋に行ってタウン誌、情報誌で探すくらいしか出来なかったせいで、この店がそんなに有名だと知ったのは随分時間が経ってからのことだった。
旭川ラーメンの特徴は表面に油が浮いた熱いスープと独特の食感がある横山製麺製の麺にある、と記憶しているのだが定かではない。まあ、札幌ラーメンとは違った美味さだ。特に札幌ラーメンで多用される西山製麺製の麺とは食感が決定的に違う。旭川ラーメンで使われる多加水のもちっとした麺質はなかなかクセになる。
当時、札幌の醤油ラーメンにおける主流はサラッと系のスープだった。旭川ラーメンの醤油味は、それとは一線を画するドロリとした濃厚系、塩味強めのスープであり、なんとこんな醤油ラーメンがあるのかと驚いたものだ。

それから随分時間が経ったが、どうやらこのラーメン店も現代的なアレンジをスープに加えたらしい。一見すると味噌ラーメンにも見える濃厚系スープを目指したことがわかる。個人的には昔のちょっとおとなしめなスープが好みなので(記憶に残っていうのだが定かではない)、懐かしラーメンとか復刻ラーメンとか銘打って再現してもらえないものだろうか。

また旭川に行って他の名店も確かめてみたくなった。青葉とか蜂屋はまだ健在なのだと思うが。もし行くなら暑さ本番の8月がいいかな。ただ、今の北海道は下手をすると東京より気温が高いことがあるので、自殺行為のような気もする。少し気温が下がった秋にしようか。でもなあ、その時期はインバウンドが激増している時期だろうし……………
ラーメン食べるのも覚悟がいる時代になってしまった。

コメントを残す