街を歩く

千歳空港のラーメン

一見すると味噌ラーメンにも見える醤油ラーメン

千歳空港にはラーメン道場というものがあり、そこには北海道内の有名店が10店ほどが営業している。北海道のラーメンでよく言われるのが、札幌味噌・旭川醤油・函館塩という三大グループだ。札幌味噌というのはいささか納得できないところもあるが、旭川・函館には頷くものがある。
旭川の醤油ラーメンとの特徴はというと、実はスープではなく「麺」にあると思うのだが、旭川のラーメン店のほとんどで使われているある製麺屋のちぢれ細麺の歯ごたえにあると思う。あの麺の食感は、明らかに札幌の麺とは異なる独特のものだ。
その旭川ラーメンにあるいくつかの有名店の中で老舗の一つにあたるのが梅光軒だ。最近ではショッピングセンターなどにも出店している。ただ、どうも多店舗化する中で味の標準を変えていったような気がする。
初めて旭川で食べたときは、かなり濃いめの醤油味でドカンと下にくる味だった。まだ無化調などと言われるブームが来る前だから、たっぷり調味料の味がしたものだが、それがラーメンのうまさだと思っていた。
ところが、久しぶりに食べた旭川醤油は油も少なめ、スープもおとなしめ。おまけに麺がちょっと柔らかいではないか。どうもと快適というかアーバンテイストな進化を遂げてしまったらしい。初めて食べた時の「野蛮」とも言える濃い味が恋しくなる。太めのめんま、厚切りチャーシューも昔は細切れめんま、薄々チャーシューだったような記憶もあるので、その辺りも現代風に変わっていったのだろうか。
まあ、普通に美味いラーメンだから文句をつけるつもりはない。わがきおくのなかだけにあるノスタルジーラーメンとのギャプに戸惑うだけだ。

千歳空港ラーメン道場はこうした老舗店もあれば、新進気鋭のラーメン店もある。お腹と時間に余裕があれば、何軒か食べ比べてみるのも良いと思いますよ。ただし、エビそばだけは行列が長すぎるので要注意であります。

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