
これはおたる水族館で食べたオットセイ?のオムカレーだったと思う。カメの形のオムライスもある。オムライスといえば薄い卵焼きで包まれて真っ赤なケチャップがかかっている「レトロタイプ」が標準だと思い込んでいるが、現代のオムライスはソースもバリエーションが増えデミグラスソースが準定番に格上げされている。ホワイトクリーム系のソースも人気らしい。我がオムライス道からすると邪道感が満載なのだが、まあ、人の嗜好は移り変わるものだ。ラーメ界のに進化を思えば、オムライス界はまだまだ発展途上と言える。
その上でこのオムライスを見ると、おそらくはキッズメニューなのだ。ただ、ビジュアル系オムライスという観点で見ると、極めて斬新なものだ。これが水族館付属の食堂で登場するというのは、どう考えるべきだろう。
田舎町の(失礼を承知で言わせてもらうが)水族館でいったいどれほどの客が進化型料理を求めるだろう。そもそも水族館は小学生を中心とした学習・体験施設であり(個人的感想です)、お江戸のビル内に入った都市型水族館のように、大人の遊び場、癒し空間的な立ち位置にはないと思う。
おたる水族館も以前書いた通り、海獣への餌やりとか、鳥類を観察するとか、やはり体験学習職が強い。それが悪いと言っているのではない。極めて真っ当で合目的的な施設だ。ただ、食堂のレベルが不釣り合いに高いのは、どう考えるべきだろう。
ちなみに、この食堂では子供同伴のジジババ向けメニューもしっかり充実している。特に、そば類はなかなかのものだ。
何が言いたいかといえば、都会にある小洒落たレストラン、あるいは大チェーンになっているファミレスよりも、田舎の食堂の方が「客」に対して真っ当に付き合ってくれていると思う。良い店なのだ。運営しているのは小樽の老舗食堂ということもあるのだろう。
オムライス好きは是非おたる水族館に一度行ってもらいたい。世界観が変わると思うよ。