街を歩く

鍋焼きラーメン

高知県須崎市の名物といえば鍋焼きラーメンと日本カワウソ。カワウソは最後の目撃例から随分と時間が経っているそうで、今でも山奥に生存していてほしいものだが。鍋焼きラーメンは市内のあちこちで健在だ。その中の老舗の名店に連れて行ってもらった。

土鍋で煮込んだラーメンに白飯追加は定番だそうだ。ラーメンライスというよりスープをおかずにメシを食う汁物定食みたいなことらしい。

ドンべの蓋を取るとぐつぐつと煮えている。これを口に入れて良いものかと思うくらいの沸騰加減だ。スープ自体はシンプルな醤油仕立てだが、ともかく味が濃い。火傷しそうになりながら麺をフーフーと吹いて食べる。その後、一口白飯。麺、白飯、麺、白飯、時々スープというローテションで淡々多完食した。具材は硬めの親鳥と竹輪にニラ。シンプルな料理ほど美味さに奥があるなあ。寒い冬の日には絶好の一品だが、30度を超える夏日でも行列ができるというから、鍋焼きラーメンは体感温度とは関係ないのかもしれない。

いやーうまかった。

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