街を歩く

高知の讃岐うどん

ここ1年通い続けている高知県の漁師町で、どうやら飲食店はほぼほぼ制覇したらしい。最後に残っているのが町中華の店だが、そこはいつでも満員、おまけに昼営業のみなので何度か挑戦したがいまだに未到のままだ。
その町中華と同じように昼営業中心で売り切れごめんのうどん屋があるというのだが、ここは2度目の挑戦でめでたく入店てきた。のれんにはうどんと大きく書かれている。同行者に聞くとわざわざ県外からも食べにくる人がいる本格的讃岐うどんだというのだ。カツオの町で本格讃岐うどんを食べることになるとはねえ。

メニューはシンプルだった。香川にあるセルフうどんとは違い、完成品での提供だから注文するのもわかりやすい。麺の量は大小あるが、どれくらいの差になるのかは想像できない。どうしようと迷っているうちに同行の友人が大で二人分注文してしまった。埼玉県の地元うどんで大といえば3玉が標準だから、もしここも同じであれば間違いなくアウトだ。完食派の望めない。どうしようか。
香川県のあちこちで行った讃岐うどんの店では大中小が3玉、2玉、1玉だったような記憶もある。香川県でも皆ガシガシと「大」を注文していたような……………
香川スタイルでもも大はアウトだ。出てくるまではドキドキだった。

結果として出てきた肉うどん大は、およそ1.5玉という麺量だったので安心した。これならちょと頑張れば完食できそうだと。
つゆは透明感の強いアゴ出汁のようだった。普段食べている強い鰹出汁とは違っているのはわかる。麺は讃岐うどんとしては少し柔らかくもっちりとしている。ツルツルと飲み込むには向いている麺だ。埼玉県のうどんはもっちりというよりゴワゴワという固さなので、ツルツル食べることはまず難しい。歯ごたえを楽しみながらモグモグと齧るのが埼玉伝統の武蔵野うどんだ。
讃岐うどんは喉越しが……………などと言われるが、個人的にはガブリと噛んでもっちりとした生地感を楽しみたい。このうどんも、そんな感じのしっとりとしたものだった。いつもであればきつねうどん一択なのだが、なぜかこの時は肉うどんにしてしまった。次回は、定番のきつねうどんが良いが、ざるうどんも捨てがたい。この店のうどんは冷たいつゆで食べるのに向いているうどんであるような気がする。

今回は、この漁師町に通い続けて初めてのことだが、カツオを食べないまま帰ってきた。カツオの代わりに食べていたのが、この讃岐うどんや有名なお弁当屋さんの卵焼きや居酒屋のチャーハンだった。なんだか、食生活に旅人から土着した移住者的な変化が起きているような気がする。
次回は、この反省を生かしてしっかりカツオを食べなければいけない。早く来い来い、初鰹。

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