街を歩く

南国土佐でメリークリスマス

南国土佐は雪が降らないと思っていたが、たまには雪が降るらしい。ただ、何日も雪が残るということもなくすぐに溶けてしまうそうだ。その高知市内の中心地とも言える中央公園にライトアップされたツリーがあった。12月も中頃で、お江戸であればこのツリー見物に大勢のカップル(若いとは限らないが)集まってくるはずだ。
ところが、高知市民の関心はあまり高くないのか、公園内にいたカップルはわずか一組、それも制服姿の高校生カップルだった。うーん、なんとも言えない。週末であればもう少し集まってくるのだろうか

その人の気配がない公園を歩いてみた。最初はよくわからなかったが、いきなり正装のサンタクロースに出会った。どこのおっちゃんが公園で何してるのだと怪しんでいたが、見誤ったことを反省した。しかし、できればサンタクロースもライトアップしてあげてほしい。遠目にはまるで不審者なのだ。

公園の周りの樹木もライトアップされてなかなか素敵な光景なのだが、実はこの後ろ側にもうひとり不審者がいた。なんと上半身裸でサーフボードを抱えたサンタクロースだった。確かに、南半球オーストラリアでは12月が真夏なので、サンタクロースは薄着?だと聞いた記憶はある。が、裸なのだよ。12月の日本では似合わない寒々しさだと思うが、高知はサーフィン・スポットが多く、冬でもサーフィンする人は多いというから、サーフィン愛好者向けの特別サービスなのかもしれない。
しかし、夜の公園で出会うにはちょっと怖いサンタクロースだったなあ。高知人のユーモア感覚は、いささか理解し難い部分もあるのだねと思い知らされた。まあ、あと二ヶ月もすればこの場所も恒例の屋外大宴会場に変わるのだから、あまり気にしすぎないことにしよう。

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