
最近、機会があれば役所飯を楽しんでいる。市役所などにある職員向け食堂は、たいていが一般客にも開放されている。そして、12時のピークを外せばそこそこ空いている。快適空間とは言い難いし学生食堂っぽい雰囲気はあるが、それをカバーするのがお値段の安さだ。
札幌市役所は地下に大食堂があり、そこの食事はコスパ抜群だが、味はまあまあといいう感じ。昭和時代の学生食堂のような底辺?な味ではない。一般の飲食店程度のレベルにはある。
ところが、市役所18階にある中華レストランは、まさにコスパ抜群のうまい中華が食える。18階は一般職員が働く場所ではなく、市議会関連の施設が入っているから市議会議員向けのアッパーな店という位置付けなのだろ。
メニュー入り口脇の壁に貼られていて、注文するには食券を買う。定食も種類が多いが単品料理を注文して昼飲みも推奨されている(笑)ちなみにこの施設は市役所内のため閉店時間は18時と早く、原則的に夜飲みはできない。予約した団体であれば多少変更は聞くらしい。
市議会議員が会議と称して昼酒を飲む場所として設計されたはずであり、一般市民による監視の目が届かない穴場なのだと、一人ほくそ笑んでしまった。面白いことに、中華単品の中にたぬき蕎麦が紛れ込んでいる。おっちゃんかおばちゃんかわからないが、年配の議会議員が脂っ気の多い中華を嫌い熱烈陳情、いや強請した結果ではなかろうかと、これまた黒い笑いが込み上げた。

この値段を見よ。単品全品700円。中華の一般的な料理はもれなくカバーされている。「官」の表現を使えば、「一般市中価格」(なんと差別的な響きがある官僚言葉であることか)をはるかに下回るリーズナブルというより、とてもお安い価格だ。物価高のご時世、これはもはや絶滅危惧種と言って良い。おまけに税込表示だ。
エビチリがトップにあるのは、北海道ではエビが安いせいだろうかと思うが、その隣がジンギスカンというのはいかにもいかにもだ。おまけにかに玉はないがえびたまチーズなる異様なメニューがある。うーん、これも北海道らしいのか?
お江戸ではこんなメニューは見たことがない。えび玉だけではなくチーズ入りというところが北海道アレンジといものだろうか。

注文したのは日替わり定食の一番高いやつ、C定食950円 税込だ。おそらく町の中華料理屋で頼めば1500円 税別くらいは取られそうだ。麻婆豆腐とエビチリがサイド扱いで、メインはホタテとエビの炒め物。これが予想外にうまい。なぜ定番にしないのかと思うくらいうまい。デザートは杏仁豆腐なのでほぼパーフェクトな定食だ。
次回はラーメンも頼んでみたいが、我が中華の絶対定番である酢豚も必須メニューだし、当分このスカイレストランに通い詰めてみようか