
西新宿にあったサンマ節ラーメンの店がいつの間にか増殖してお江戸のあちこちに系列店、暖簾分けが増えていた。
池袋東口の裏路地のポツンとある店を発見したのは、たまたま馴染みの蕎麦屋を探していた時のことだ。探していた蕎麦屋は潰れていて、居酒屋に代わっていた。ラー油蕎麦を久しぶりに食べたかったのだが。
この店も西新宿本店には足繁く通ったものだが、最近はすっかりご無沙汰していたので、えいやっと気合を入れて久しぶりにサンマ節ラーメンを食べようと店内に入った。入り口にある券売機は最新鋭のものだった。ただ、これが実にわかりにくい。コロナ中に開発された店内飲食、店外持ち帰り両用機は大抵が使い勝手が悪い。いかに機器開発側の頭が悪いかを見せつける仕様だ。開発者出てこいと言いたくなるくらいのダメ仕様だと思う。一番ダメなのは複雑化したデジタルキャッシュ対応で、ここがストレスを最大にする部分だ。
興味のある方は、この店に行って体験すると良い。なかなかストレスフルな経験ができる。ちなみにお店の従業員の対応は素晴らしい。店がダメなのではなく、機械がダメなのだと、明言しておく。

魚介系ラーメンの元祖だけあって味に文句はない。それなりに腹がげっていたからいっきに食い終わると思っていた。ところがだ、記憶にあるより遥かに麺量が多い。(ような気がした)
おそらく加齢による胃袋容量の現象だと思うのだが。完食するのに苦労した。
おそらくだが、昨今のつけ麺の隆盛により汁麺も麺が太めになり、標準的な麺量も増加しているのではないか。都くんこの店は最近流行りのチャラ系ラーメンではなく、質実剛健の極みに位置する。
次回はもっと腹を減らして最良戦したいものだが、チャーシューメンは避けておこう。トッピングなしの素ラーメンで良いかもしれない。
まあ、そう思わせるくらいお気に入りのラーメンではありました。池袋で美味いラーメン屋見つけるのはなかなか大変なのですよね。行列ができる店がうまいとは限らないし……………