
コロナの絶世期、銀座を歩いても全く人出がなかった頃に、神田から秋葉原まで歩いたことがある。銀座にも人がいないのだから、当然のように神田も、秋葉原も人の気配がなかった。その時期、サラリーマンを主客層にしていた業態はどんどん潰れてしまい、その典型が立ち食い蕎麦屋だった。
チェーン店も随分と閉店したようだが、個人店は店主が高齢になっていたりすると完全閉店になった店が多い。
今の人出が復活した具合を見れば、もう少し頑張れば良かったと思う元店主もいるかもしれない。ただ、人出が戻っても人手不足は変わらないし、原材料の高騰を考え合わせると商売としては難しい時期だろう。
個人的に思うことだが、財務省が目標としていた緩やかなインフレなど夢物語でしかなかった。愚か者の戯言というところか。そんな夢物語は起きず、コロナ収束と歩調を合わせるようにオイルショック期に似た急激なインフレで国民がダメージを受けただけだった。おまけに安倍政権後のボンクラ内閣は過度な円安を放置し、大企業の決算は良くなったが輸入に頼る個人消費物資の暴騰を招くだけ。無能で無様な内閣がよくあれだけ延命できたものだ。
インフレで潤うのは消費税で大儲けする財務省だけだ。個人的には大局感を持てない財務省は解体して、真・財務省でも作った方が良いと思う。

サラリーマン向け外食激戦区である神田で、立ち食いそばのチェーン店に久しぶりに入った。このチェーン店は蕎麦がうまいと思っていたのだが、どうも味が変わっている気がする。蕎麦の原料、蕎麦粉と小麦粉がほぼほぼ輸入商品であり、ここしばらくの円安、それに由来する物価高の影響をもろに受ける。おそらく値上げする前に相当な努力をしたのだと思うが、同時に蕎麦の仕様をいじったのかもしれない。
個人的な舌の感覚なので定かではないが、ここのそばに限らずあちこちの食堂や麺屋で商品の味が変わっているのは間違いない。これもコロナの後遺症だと思うが、財務統計などの政府調査・資料には、こんなことは絶対に書かれることはないのだよね。蕎麦が「高くて不味くなった」など書かれた分析を読んでみたいものだ。
ただ、コロナの後遺症で良くなったこともある。席の間隔が広くなったり、通路幅が広がって歩きやすくなったりしている店も多い。トイレの改装もコロナの頃にはよく行われたようだ。人生万事塞翁が馬ともいう。ビジネスでも悪いことの裏側には良いことがあったりするので、そちらもしっかりと評価しないとねえ。ただし、財務省は対象外だ。