旅をする

島原鉄道の映えスポット

鉄道番組が好きでよく見る。地上波の賑やかしいものよりも、BSのちょっと落ち着いたトーンの番組が好みだ。放映される路線は地方の私鉄が多い。特にコロナの時期は車内撮影を自粛したりしていたので、あまり混雑していないローカル線がよく使われるようだ。
当然、撮影に適したローカル線は全国でも限られているので、同じ私鉄路線をよく見ることになる。東日本で言えば、会津鉄道、わたらせ渓谷鉄道、銚子電鉄、大井川鐵道あたりが常連だ。
西日本になると高知黒潮鉄道とこの島原鉄道がよく目立つ。中国地方は私鉄ではなく日本海と太平洋をつなぐJR西日本の路線が人気筋だ。
その人気路線、島原鉄道にようやく辿り着くことができた。たまたま所用があったおかけだ。島原鉄道に乗るためだけに訪れるには、島原はちょっと遠い。

さて、島原駅のホームに島原高校美術部の大物作品(2m×4mくらい)が掲示されていた。鯉のぼりに乗っている少女という画題もなかなかシュールだが、怪しげなネットゲームや通信キャリアーの広告があるよりよほど良い。ローカル線の良さは、実はこんなところにあると思うのだが。これまでの経験でいうと、駅のホームの広告は地元の比較的大きい病院か地元建設会社が多いように思う。儲かっているところからの冥加金みたいなものだろう。

その島原鉄殿の駅で一番有名なのが、ホームの目の前が海という「大三島」駅だろう。この駅のホームに黄色いハンカチの物干場?がある。どうやら恋の願掛けみたいなことらしい。恋などという柔らかい感情とはすっかり無縁になった身としては、何やらこの黄色いハンカチの大群が眩しい。みているだけで照れ臭くなる。それでも、何組かの女子カップル(男女カップルではない)が降車していた。
晴れていたら絶好の映えスポットだろう。ただ、この駅で一度降りると、次の列車が来るまで一時間待ちになる。願掛けのためには辛抱が必要なのだな。でも、こんな場所で海を見ながら一時間待つというのは、案外楽しい経験かもしれない。まあ、恋は全てを凌駕する価値があるということでありますね。もっと若い時に来てみたかったなあ。

ちなみに黄色いハンカチはホームにあるガチャで購入できるらしい。(未見)

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