街を歩く

アフターコロナの時代

地元ではこれまでにみたことがないほどの高級パン屋だった

西武鉄道が総力を上げて?開店した新型ショッピングモールは、アフターコロナの変化があれこれ取り込まれた最新鋭施設になったようだ。
その一例がオープン形式のパンやだろう。コロナの間は「非接触」型ディスプレイが導入され、パンは全て個包装になるか、密閉式の箱の中に仕舞い込まれるようになった。その閉塞感のあるディスプレイがようやくやめられるようになったのは、商品を「見る楽しみ」が復活したことでもあり、実にめでたい。

ただ、アフターコロナ時代、負の後遺症もしっかりある。商品の値上げで食料品はほぼ3割ほど値上げされている。工場製であれ手作りであレ、その値上がり型に差はない。アベノミクスなどと言って大騒ぎしていた10年はなんだったのかといいたいほど、すっきりとした、まっとうな値上げだ。
ただ調子に乗って値上げしたはいいが、絶望的な程の客数減少に見舞われている業態もあり、これから値上げ後の血みどろのサバイバルが再開する。値上げもできないが、競争も激しくない平和な時代だった平成から相手を殴り倒して行きのこうる抗争の令和になり、昔を懐かしむ経営者も増えるだろうな。
しかし、カレーパンが400円とは……………

そいてもう一つ、北海道のローカルエースだったちくわパンは、ついに全国レベルの知名度を得たようだ。平成時代は1個100円だったはずだが、今では300円近い。実に高級パンに昇格してしまい、買う気も起きないほどの高額商品だ。

あれこれと考えてしまう、アフターコロナの時代ということか。

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