
札幌でいちばんのランドマークはテレビ塔だと思う。パリのエッフェル塔をパクって作った東京タワー、それをパクって作った札幌のテレビ塔という二重コピー名所だが、兎にも角にも大通公園に行ったら時計の代わりになる。ありがたい建物だ。そのテレビ塔の北側にぽっかり空き地ができていた。元は札幌市民会館・NHK札幌支局があった場所だが、それが立て直しになり空き地が生まれたようだ。なかなかの一等地なのにぽっかりと空いている。跡地が何になるのかはわからないが、街の真ん中なので大型のライブハウスでもできれば賑やかになって良いかもしれない。飲食向けには不適な場所だろう。

その空き地の東側にはバスターミナルがあるが、交通の要所とは言い難い。博多や新宿のバスターミナルは高層ビル化して集客施設になっているが、どうも札幌バスターミナルは新幹線延伸による札幌駅再構築の煽りを受けて、しばらくは寂しいまま放置されているようだ。後ろに立っているタワーマンションとの対比がなんだかすごいことになっているけれど。

札幌駅周辺も駅の再開発が進むようで、駅ビルが解体される。ここは百貨店そごうが入っていたが、ビジネスの立て直しで商業ビルとして再考された。大手家電店出店などでそれなりに盛り返していたが、またやり直すらしい。解体工事が始まらないのはなぜだろう。

札幌駅南側にはこれまた大きな空き地がある。ここはヨドバシカメラがビルを建てるはずだが、新幹線駅絡みで放置されていた。新幹線駅が、札幌駅から離れて東北側に出来ることが決まり、ようやくビル建設が始まった。バブル崩壊以降あちこちで塩漬けになっていた土地がようやく再開発され、停まっていた街づくりが動き始めている。
オリンピックに合わせて再開する腹づもりだったのは間違いないが、オリンピック誘致中止で甘い汁を吸えなくなったから、仕方なく自前であれこれ始めるしかないと諦めモードでの再開発という気配が濃厚だ。
市民の半分が反対しているプロジェクトを進めようということ自体、地方自治体の政策としてはおかしいものだが、そのおかしさに気が付かない(気づこうとしない)のが、ダメダメ自治体の証明なのだな。だから、日ハムに逃げられたのだし。札幌市は、自治体として一度リセットした方が良いように思うのだがなあ。