
湿度が高くジメジメとした暑い日は、冷房の効いた店で冷やし中華を食べたいものだ。それも最近流行りのゴマだれではなく、昔ながらの酢がきついキリッとした醤油だれで食べたい。
個人的に冷やし中華トッピングとして熱望するのは、あの紅生姜なのだが、残念ながらプチトマトに代わっていた。薄っぺらなハムは冷やし中華の定番だが、これがチャーシュー細切りになると一気にご馳走化する。+300円程度でチャーシュー・アップグレードができると嬉しいのだがなあ。そもそも、冷やし中華は寒い時期でも売っていて欲しいと思う。まあ、体感温度での好みというより「酸っぱいものが食べたい」だけかもしれないが。

ただ、冷やし中華は麺の量が足りない。しかし、麺を大盛りにすれば良いというものでもない。麺の大盛りは、腹は膨れるが途中で食べ飽きる。蕎麦などがその典型だ。だから、麺大盛りの代わりにライスを追加するかというと、どうもそれは違う。よくネタになっている、お好み焼きをおかずにご飯を食べる状態だからだ。あれは、ちょっといただけない。
なので、ハーフサイズの料理を注文できる「王将」のシステムは素晴らしい。キクラゲと豚肉の炒め物は大好物なので、それを追加した。量的には冷やし中華と合わせてジャストという感じだろうか。
いや、ちょっと食べ過ぎだが、腹の満足度より舌の満足度がはるかに上がる。冷たい麺と熱々の料理という、温度の調和が良いのだろう。
しかし、わざわざ高知で「王将」に行くのは、これまたどうかとは思ってしまうのでありますよ。高知名物を一回食べ損ねた気分にもなるので……………