
仕事のついでにパッケージの研究をしているのだが、やはりこの富山名物ますのすしのパッケージは秀逸だ。中身の丸い桶に入った押し寿司と比べると二回りほど大きく見える。上底ならぬ上げ幅な容器なのだ。

ただ、二つを重ねてみるとあまり大きな差はない。桶の直径と箱の外寸はほぼほぼ同じだ。視覚的効果というか錯視というか、考えた人が偉いというしかない。

桶の中には笹の葉がびっしりと敷き詰められている。笹の葉には防菌効果があるというから、これもまた昔の人の知恵なのだろう。桜餅のように葉の匂いが寿司に移るという効果があるのははわからない。

笹の葉を捲るとびっしり枡が並んでいる。綺麗なピンクで、これをナイフで切り分けて食べる。どういうふうに切ってもよかろうと思うのだが、何故かいつもピザのように切って三角形の寿司を楽しんでいる。
外見から中身まで、いろいろな研究成果が込められている名作だ。食べ物としての完成度を学ぶには絶好の品物だが、あれこれ考えを巡らしながらあっという間に完食してしまう。美味さという点では、学ぶ暇がないほどあっという間に食べ切ってしまうのが問題といえば問題だなあ。